この間の土日は
おばあちゃんの住んでいた
十勝方面へ再び行ってきました
前回はおばあちゃんの弟の葬儀で
今回はおばあちゃんが10年前まで
一人暮らしをしていたお家に
さよならする会&お墓参り
＋おじちゃんにお線香をあげに
おばあちゃんの家は
だいぶ古くなっていて
普段は誰も使ってないけれど
おばあちゃんも母親も
愛着があって
なかなか手放せなかった
でも今後も両親が住む予定もないし
私たち兄妹が譲り受けても
管理するのが大変だからと
おばあちゃんが色々わかるうちに
手放そうという事になりました
私も子どもの頃から
家を出るまで
年に2〜3回は行っていたから
ちょっと寂しい気持ちもあったけど
感謝してさよならしてきました
そして
おばあちゃん（102歳）が
まだ自転車に乗ったり
パークゴルフとかしてるくらい
若かった頃（それでも80代とかw）
よく通っていた温泉に
みんなで泊まってきました！
お家とのお別れも一つの目的でしたが
今回の一大イベントは
なんと言ってもこれでした
おばあちゃんを温泉に入れる！
おばあちゃんは外では基本車椅子
家の中は４点支持の歩行器
歩行器の使えない所は
手を貸して歩けるし
段差も手すりを使って
何とかクリア出来る
何年か前までは
母親が1人でも
何とか温泉に入れられていたけれど
さすがにもう難しいと
自宅では手すりなどを使って
何とかまだ一人で
お風呂に入れているけど
それも時間の問題
思い出の温泉に入れるのも
広い温泉に入れるのも
もしかしたら最後になるかもと思ったら
何としてでも入れてあげたい
そこで姉と私の出番です
姉→看護師
私→理学療法士
最強タッグが完成しました
私→移動や歩行介助とかは得意分野、でも入浴介助はやった事ない
姉→NICUや小児科で働いていたけれど、入浴介助は実習などで多少の経験とノウハウあり
歩行介助をする際
衣服を着ていたら
ズボンのゴムの部分を
軽く掴んでおくと
ふらついたりした時に
グッと持ち上げれば
転倒しないように介助出来るんだけど
お風呂はすっぽんぽん
掴む所がないし
足元も滑るしで
移動はかなりの緊張感がありました
移動は私のリードで
入浴介助は姉のリード
子ども達も含めて見事な連携プレーで
手早く洗髪・洗体を済ませ
いざ湯船へ
手すりはあるものの
段差もあるし滑りそうだしで
これまた緊張感が半端なかったけど
無事に浴槽に入れて
肩までゆっくり浸からせてあげられたし
ひ孫達と一緒に温泉に入れて
おばあちゃん孝行したなぁと
姉と２人で大満足
Ｔシャツも短パンもびっちゃびちゃ
服を着せてあげて
髪を乾かしてあげて
一丁上がり
その後
私はゆっくり温泉に入りました
温泉に入れてから
2〜3時間後のこと…
事件は起こりました
認知症は無いものの
年相応？に忘れっぽい所があるので
まさかね〜
さすがにね〜と思いつつも
念のためおばあちゃんに
温泉に入ったか聞いてみました！
すると
「入ってないね」と一言
これには全員がズッコケました
あれだけの緊張感の中で
みんなで協力して入れたのに
もう覚えてないなんて
高度なボケをかましてきたのかと思いました
まぁボケと言えばボケなのか…？
そこは母親が
すかさずフォローをしてくれ
「入ったね」と
「記憶を刷り込み」をしてくれました（笑）
そして昨日の夜
温泉に入ってから3日後
記憶がまだ保たれているか
チェックすると
私と姉が入れた事を覚えていました
「記憶の定着」がなされていました
さらにチェックは続きます
「朝も温泉入ったの？」と聞くと
「入ったよ」と一言
これにはまたズッコケました
朝は入ってないのです
でもおばあちゃんが
2回も温泉に入ったという
記憶の方が幸せなんだったら
それはそれで良いかと思い
「そうだね、2回入ったね！」と話を合わせました
「記憶の改ざん」です
例えおばあちゃんが
覚えてなくても良いんだ
私も良い思い出になったし
自己満足でも
でもたまにまた聞いてみようと思います
ひ孫達が一人ずつ手紙を読んで
ハグをした後
お調子者の旦那が後に続きました…
おばあちゃん
まんざらでもなさそう
可愛い♡