子供の頃は見るもの感じるもの触れるもの
全てが新鮮で輝いて
見えて知らないものに憧れる。
自分よりも知ってる人たちが
カッコよく見えて刺激的で。
少しでも近づきたくて子供なりにもがいて
寄り道したり、
轢かれたレールから飛び出したり。
そんな日々がどんなにくだらなかろうが
意味のないものであろうが
ダサくて嫉妬にまみれてようが
振り返るとかけがえのない日々で。
ラストシーンは自分も
そのフィルムの中にいる感覚で
永遠に観ていたくなった。
ずっとこの時間を過ごしてたかった。
戻りたくても戻れない、
かけがえのない日々の中を。