やっとやっと、書き始めました。


蒼天の宴終演ぶろぐ。笑



終演してからもう2週間が

経つっていうのにね(笑)

というかまだ2週間しか

経ってないの??という気持ちの方が

今は大きいですが。


兎にも角にも、

ご来場いただいた皆さん、

そして配信を見てくださった皆さん

本当にありがとうございました!


1公演だけ中止になってしまい

それだけが悔しいですが

このご時世、千秋楽を無事に迎えられた事

本当に嬉しく思います。


さてさて、もう何を書けばいいのやら


作品のこと、自分のこと

書きたいことたくさんですが

1番に言いたいこと、

言わなきゃいけないことがあります。



キャストが最高すぎ!



もうね、だいすきすぎるんですよ



アンサンブルの方々含め、

人としても役者としても

リスペクトする方々ばかりで。


1ヶ月強、とても楽しくて、沢山学び、

充実した時間を過ごさせていただきました。


この巡り合わせにいちばんに

感謝したい。


31人のキャスト全員本当は

ひとりひとり紹介できたら..

と思ってたけど鬼のように長くなりそうなのと

鬼ような時間がかかりそうなので

#蒼天の宴」で漁っていただけると

魅力がたくさん溢れてるツイートが

見つかると思いますので是非。


たくさんの感想ツイートも

本当に本当にありがとうございました!


どれだけ励みになったことか。

伝えたいことは山ほどありますが

ここで私のお話をさせてください。


今回「赤鬼」という役を演じさせていただきました。




脚本を初めて読んだとき

面白かった!という感想と共に

「はて?赤鬼とは?どうすれば?」


とういう感情がぐるぐると渦巻いて困惑(笑)


そして殺陣がある、ということで

顔和合わせの日に

演出&殺陣師&近藤勇役の隼斗さんに

(肩書きすごすぎん??)


「私殺陣初めてなんですけど大丈夫ですか?」


と聞いたところ


「スポーツやってた?あ、ばすけやってたの!

じゃあ大丈夫!赤鬼そんな殺陣ないから!

避けたり逃げたりするだけだから!」


と言われ、


「よかったです!わかりました!!」


と、安堵したのも束の間。


殺陣稽古初日。


え?ここも?あれ?ここも戦う!?

え、あれ????

私めっちゃ殺陣ない!?!?と感じ、

そこで初めて隼斗さんに

「殺陣ないよ大丈夫詐欺」に

あっていたことに気付きました。


(笑)


隼斗さん曰く、

「ごめん、バスケやってたって聞いて

よし、これはキタ!やれるって思った」


らしく、思い切り殺陣をやらせていただくことに

なっていました(笑)


でもそれはすごく嬉しいことで!


ずっと殺陣やってみたいと思っていた気持ちと

初めてのことに挑戦できるわくわくが

一気に押し寄せてきて

もうね、やってやるぞー!!って

気持ちが止まらなくて、、!!


1ヶ月死に物狂いでやってやる。


と覚悟を決めた日でした。


もちろん1ヶ月でこれまで

殺陣やっていた皆さんに

追いつくわけはないけど

だけど「赤鬼」として

お芝居だけでなく殺陣を通して

ちゃんと伝えられる形に絶対したかったし

しなくちゃいけないと思った。


なんでもそうだけど

私はこのお仕事をやっている上で

どんなお仕事や役柄が来ても

苦手な歌やダンスでも

やったことのない職であっても

その道のプロだと思わせる表現を

していかなくちゃいけないと思うのです。


映画やドラマや舞台を見ていても

みんなその道のプロとして

演じていて、それを

「すごい」で終わらせてたらぜったいにダメで。


「出来るのが当たり前」の世界を

選んで今自分はここにいるんだ、と

奮い立たせています。


だけどやっぱり難しい!笑


筋力もないから木刀も使わず鞘で

練習始めて、動きは覚えたとしても

当たり前にもう何もかもが不自然で。


だけど最初の2週間は成長しかなくて

ものすごく楽しかった


問題は後半2週間。


そう、


スランプ。


きました。ええ、来ると思ってました。


その時の私のマックスのボーダーラインまで

きてしまって、それ以上なかなか上手くならない。


みんなに追いつくにはまだまだなのに

どうすればいいのか

どう振ればいいのか

何を改善すればいいのか


わけがわからなくなって

もはや1週間前の方が上手かったんじゃないか

とかも思うようになって。


結構本気でぐぬぬぬぬ、と

なっておりました。


だけど私そういう壁、嫌いじゃないんです。


でっかい壁、どんとこい!

超えてみせるわ!

かかってこい!!


精神なので(笑)


ようやく壁まで辿り着いたか、

成長出来るぞ、よし。


という気持ちでした。


それでも実際思うようにいかないのが

悔しくて、稽古中トイレに行って

一度だけ泣いた事もあります。


ここだけの話。(笑)


そんな私でしたが本番を

自分なりの赤鬼として

自信を持ってお届けできたのは

本当にキャストの皆さんのおかげなんです。


悩んでた私にいつも声をかけてくださって

「全然大丈夫だよ!」

「ここをもっとこうしてみたらいいかも」

「こうすると動きが大きく見えて

赤鬼っぽくなる気がする」

「すごい成長したじゃん!」


と、アドバイスくれながら

たくさん励ましてくれて。


そんな支えがあって日々必死に

頑張れました。


隼斗さんが付けてくださった

素敵な殺陣をしっかり私を通して

赤鬼としてこの作品を色づけるものにしたかった。


うまくできたのかわからないけど

「中﨑ちゃんが赤鬼で本当によかった!」

と隼斗さんに言っていただけて

私は役目を果たせたのかな、と

千秋楽後、やっと、ほっとしました。



後半へ続く