「もう一つのドリームチーム」

@国立映画アーカイブ





1992年バルセロナ夏季オリンピック。

アメリカがマイケルジョーダン、

マジックジョンソン等

今も歴史に残る選手達で結成された

初代ドリームチームが優勝を収めた年。


その裏ではもう一つの

ドリームチームが生まれていた。


リトアニア代表の歴史、

バルセロナ五輪への想い、

彼らとリトアニアの人達の国への誇り。

恥ずかしいくらいに知らない事ばかりで、

知らなかった自分に愕然とした。

だけど知れてよかった。



オリンピックで金メダルを

獲るよりも価値のある銅メダル。

「ソウル(魂)は金メダルだった」と

劇中であった通り銅メダルを

獲った瞬間の彼らは、

リトアニアは本当に輝いてた。


表彰式で国旗が上がっていく映像で、

自分があんなに泣くなんて思ってもみなかった。



戦争、独立、ベルリンの壁。

何度も耳にしてきた言葉だったけど

歴史を知れば知るほど

その国の事を、

その国の人たちの言葉を知るほど

物事に対する感じ方が深くなって。



過去があるから今がある。

当たり前だけど昔を知ることは

すごく大事な事だなと思いました。




もうすぐ東京五輪だけど、

それぞれの国のこれまでの

歴史を知って観るのも

また、違う見え方が出来てくるかも。


と思えた時間。



素敵な映画に出会えました。


ちなみにNBAメンフィス・グリズリーズに

所属ヨナス・ヴァランチューナスは、

この1992年のリトアニアバスケの

歴史的年に生まれた選手。



知るって楽しい。