タイトルの「てんがらもん」
鹿児島の方言で「すごい才能の持ち主」
という意味の言葉。
まさにてんがらもん。
1人の自惚れが起こした奇跡。
世のため、人のため、
口に出せても実現できる人ってほとんどいなくて。
でも五代1人じゃなし得なかった。
支えてくれる、くれた友がいたから
愛する人がいたからこそ最後まで自分を
貫き通すことが出来たんだと思う。
友情も愛の強さも言葉にせずとも
ひしひしと伝わるものがあって。
要所要所のシーンでは人の心に触れる度
何度も涙が溢れて...。
生きてるうちに誰かに気付いてもらうって
ものすごい奇跡なのかも。
後半の五代の演説シーン。
砕けた口調、
その熱量と生き生きとした表情、
その裏に隠れた多方面からの想い。
何もかもが胸に刺さって目元が熱くなった。
時代の背景が分からずとも心に響く作品。
この時代を、五代を深く知って
もう一度観たい。