「彼女がその名前を知らない鳥たち」




白石和彌監督作品。


とーーーーーっても重かった。



というのも愛が重く、深かった。



蒼井優さん演じる十和子と
阿部サダヲさん演じる陣治がとても
泥臭く、役を演じきってて
なんていうかもう、
こんな愛の形も悪くないなって。

十和子のことを心配心配と
気にする陣治も
そんな陣治に嫌悪感を抱きながらも
一緒に暮らしてる十和子も。


理解できないけど理解できた時、
2人の愛しさが増す感じ。


誰も完璧じゃなくて
癖だったり悩みだったり
大切な人を守りたい気持ち。


誰かのために何かをする
言葉ではできても行動に起こせることって
なかなか少ない気がして。


レベルにもよるんだけど。



スッキリというより、
終わった後もなんかおもーく
心にのっそり何かがのしかかってくる
そんな作品です。


私はそういうのすきだからね、笑


そんな気持ちになりたい時は是非!


なんせ原作が
沼田まほかるさんで、


湊かなえさんや真梨幸子さんと共に、
イヤミス(読んだ後にイヤな後味が残るミステリー)の女王とも呼ばれてみたいです


イヤミス。うん、まさにイヤミス!笑