2016年７月
愛犬（ウィペット8歳♀）が、重度のリンパ球形質細胞性十二指腸炎（IBD）とリンパ管拡張症（IL）を併発
しかし病に屈せず、投薬療法と食事療法で日に日に元気になっていき、2017年9月に闘病1年2ヶ月で完治いたしました
IBDやIL、蛋白漏出腸炎と診断されて苦しみ、悩んでいる全ての皆さまへ、少しでもお力になれれば幸いです
ここのところ、メッセージやコメント欄にて、蛋白漏出腸炎・IBD・ILにかかってしまったワンちゃんのご家族様から、手作り食についてのお問い合わせをいただいておりますので、今日は現在のモニカの食事について書かせていただこうと思います
闘病初期の手作り食については、こちらをご覧くださいませ
というわけで、現在のモニカの食事はというと、、、
原材料は変わっていません
モニカの腸がアレルギー（嘔吐・下痢）を起こさない食材、
白米（秋田県産 あきたこまち）鶏ササミ（群馬県産 麦風鶏）サツマイモ（鹿児島県産 紅あずま）を使って調理しています
各食材に銘柄を記載させていただいたのですが、実はモニカは銘柄の違いでも下痢をしてしまうことがわかりました
我が家では白米は、主人と色々な銘柄を楽しんで食べているのですが、モニカはコシヒカリとつや姫には下痢をしてしまったのです
それは偶然ではなく、何度か試してみての結果です
産地や銘柄の違いでもアレルギー反応が出てしまうなんて、、、この病気と付き合っていくのは本当に大変なことだとわかりました
現在は病気が完治しましたので、お薬は一切飲んでいませんが、完治したとはいえ気を抜ける日は1日たりともありません
少しでも気を抜いたり手を抜いたりしてしまったら、またきっとすぐに病気が再発してしまいます
ですから、生命の要である食事には特に気をつかいます
手作り食の作り方は
白米とササミとサツマイモをたっぷりのお水でコトコト弱火でゆでます
ゆでるときに使うお水は、
・浄水器で浄水したもの ◯
・軟水のミネラルウォーター ◯
・浄水していない水道水はNG 
・硬水のミネラルウォーターはNG
です
ご注意ください
食材を弱火でゆでると、食材の栄養分が十分にゆで汁の中に溶け出します
そのゆで汁は捨てずに全部飲ませてあげてください
出来上がった食材はタッパーに入れて常温で冷まします
できれば電子レンジを使わずに、自然に冷ましたものをほぐして与えます
夏期はいたみやすいので、長時間の常温保存は危険です
ご注意くださいね
お時間がありましたら、1回分ずつその都度作ってあげてください
その方が栄養分を確実に摂取できます
ササミの筋は消化が悪く、消化する力の弱いこの病気の子たちには下痢のもとになってしまいます
必ず筋を取ってからあげるようにしましょう
相変わらずの食事内容ですが、よく食べてくれています蛋白漏出腸炎・IBD・ILの子たちには、脂肪分が大敵です
そして、食材
小麦・大麦にはアレルギー反応が強い子が多いと言われています
大切なのは、我が子に何の食材が合うかを探し当てること
栄養が足りないだろうと心配して、食材やサプリメントの足し算をしないこと
この病気には、引き算が大切です
まずは、栄養をとることよりも嘔吐下痢をさせないことを考えてあげるといいと思います
今日から8月ですね
また暑さがぶり返してきました
去年の8月はずぅーーっと雨だったのに
8月中、晴れた日は2日間しかなかったのに
毎日洗濯物を乾燥機で乾かしていたのに
去年もどうしちゃったんだろうと思っていたけれど、今年もまたどうしちゃったんだろうという感じ
みんなグッタリですよね
いま病気に苦しんでいるワンちゃんたち、ご家族の皆様が暑さに負けず、この夏を乗り越えていけますように
頑張りすぎず、一歩一歩マイペースでいきましょう
えいえいおー