土地規制法案について弁護団の声明や動画配信など多くの情報が

あがってきています。先週、街頭でビラ配りをしましたが、やはり

法案について知られてはいないようでした。

 

これ本当にどうしたらいいのかなぁ?

私にはわからない。

伝えやすさ、わかり易さ、見た目、そんな事を考える暇もないですね今はもう。

でも私に出来る事を積み重ねてするしかないな。

気が滅入りそうな事も何かやってた方が力が湧くのは確かです。

 

 

動画の最後の部分を文字起こししました。

 

【 重要土地等規制法案と沖縄 】  社民党動画配信

 

曖昧な立法事実や不明瞭な中身という内容の問題、参考人質疑やパブリックコメント募集を実施することなくわずか12時間に終わっている審議過程の問題、本当に山積しています。 社会民主党ではこれまで3回にわたり、この法案の問題点を検証してきました。

 

4回目の今夜のテーマは「重要土地等規制法案と沖縄」。

アメリカ軍や自衛隊の施設が多数集まる沖縄県では多くの住民が”周囲1km”以内で生活を営んでいます。「住民を監視するな!」の声が沖縄から上がっています。

 

 【出演】 

新垣クニオ(衆院選沖縄2区予定候補者) 

三上智恵(ジャーナリスト・映画監督) 

福島みずほ(社会民主党党首・参議院議員 

 

廃案を求める署名http://chng.it/4DVGz6PBZf 

 

これまでの放送

 1回目はこちら:https://youtu.be/zZT6KakexZQ

 2回目はこちら:https://youtu.be/O3JGWKXO4nk 

 3回目はこちら:https://youtu.be/z10-CdIDBWQ 

 

***

 

 文字起こし 58分頃〜 

 

〈三上監督〉

国の緊急事態なんだからとか、中国が、北朝鮮がとか、防衛省の方は頭に

 

「今は国家を取り巻く安全保障状態は非常に厳しくなっており」と必ず言う。

 

年々、戦争を仕掛けられる日が近づいているかのように政府は言うが

本当にそうなのか?

 

国民から権利を沢山取り上げたいと思ったら、国民の危機を煽って

 

「これは大変なんだ」「もっと厳しい対応が必要なんだ」

 

「その為には私たちが我慢もするから徹底的にやってください」

 

と言う国民の気持ちを、

不安を煽ることで国民の権利を取り上げやすくする。

という事は、古今東西どこの国でもやられてきた事で、

 

日本ももちろんそうやって戦争に突き進んで行った。

 

誰が不安を煽っているのか?マスメディアもそうかも知れない。

国民の不安を煽って、だったら仕方ないという事で、

非常事態宣言も聴き慣れてしまって、

緊急事態条項もあった方がいいんじゃないか?

緊急事態には「 もっとガツンと強い政府になって」 

「ビシッとやってくれ」みたいな空気がコロナ禍によって蔓延していて、

緊急事態条項が通りやすい状況を作ってしまっている。

その事からも私たちは学んだ方がいい。

 

不安を煽られた時に私たちは権利を手離してしまう。

 

憲法がわざわざ守って、私たちにくれているはずの沢山の権利がある。

「平和に生きる権利」「財産権」「プライバシー権」もある。

そういう物を簡単に手離してしまうのは不安を煽られた時。 

 

今そういう状況が半分作られて、この法案が出てきて、

簡単に通るような政治体制を許してしまっている事を自覚して、 

有権者全員がこれを止めると思えば止められますか?

みずほ(福島議員)さん、 まだ? 

 

 

〈福島議員〉

そうですよ。入管法改悪法案が廃案になったので声をあげれば

 変えられると本当に 思っています。

 

  

(中略) 

 

 

〈新垣氏〉

この法案もそうだが、全てにおいて、今政治が国民から信頼されていない。

安倍政権から菅政権になってもやりたい放題。

 

自公政権、聞いたふりをしてほとんど 明確に答えない。

信頼される政治を取り戻さないと日本の国は危ういと思っている。

 

今しっかりしておかないと戦前に戻る。

そういう体質がある。

昔の自民党では「ダメだ」とハッキリ 言う人がいた。

今は誰も言わない。総理が言えば「 ハイそうです」と。

 

これは非常に怖い。 

そういう政治は変えないと大変だなと思っております。

 

基地内を監視してくれと言いたい。

 

法案は衆議院を通ってしまったが、参議院で阻止して頂きたい。

万が一通ってしまったら「国民全員の問題だ」という事を周知させ

「勝手にさせない国民」「しっかりものを言う国民」

そいう運動を広げていく必要があるだろう。 

私も頑張って行きます。

 

 

〈三上監督〉 

菅政権はさらに監視国家に進もうとしていると思える。

この法案は監視国家を決定付ける法案になってしまうのではないか?

と危惧している。

 

国が危ないと叫んで、国防の為なら軍事優先で国民の権利は後回し。

まさに戦前なんです。

 

この構図に気づいて。

 

先ずは宮古島や与那国島に重要土地法案による調査とか、

こっちに先に来るんだろうな、

いつもの事だからと危惧はしています。    

   

でも、 その時になってもまだ国民が 

 

「沖縄だからね」「国境だからね」

 

 「国防上大事だからね」って眺めているとしたら

 

私は「 沖縄スパイ戦史」 でも口酸っぱく言ったんですが、

 

 「沖縄がされたことは、全国民がされます」

 

この法案はおびただしい数が対象になっていますが、手始めは沖縄になるでしょう。

だけど、それは国民全体がされる事だという風に考えて

この法案を注視して欲しいなと思います。  

 

 

福島みずほ議員が以下の例文を あげてくれました。 

  

 

マルティン・ニーメラー(ナチスドイツによって弾圧された牧師)の有名な言葉

 

 

ナチスが最初 共産主義者を攻撃したとき、

私は声をあげなかった  

私は共産主義者ではなかったから。

 

 

社会民主主義者が牢獄に入れらてたとき、

私は声をあげなかった 

私は社会民主主義者ではなかったから。

 

 

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、

私は声をあげなかった 

私は労働組合員ではなかったから。

 

 

そして、彼らが私を攻撃したとき

 私のために声をあげる者は誰一人残っていなかった  

 (wikiペディアより) 

 

 

 

私は沖縄が監視される法案ができた時 

私は声をあげなかった

なぜなら私は沖縄の人間ではなかったから 

 

 

離島が弾圧された時、私は声をあげなかった

私は離島に住んでいるわけではなかったから 

 

 

原発周辺の人々が監視の対象にさせられた時

私は声をあげなかった

私は原発周辺に住んでいるわけではなかったから

 

 

しかし彼らが私の所にやって来た時  

私のために声をあげてくれる人は誰もいなかった。 

 

 

 人権は地続きで、誰かが監視され、黙らされるというのは絶対に

自分に及ぶと思っています。(福島議員) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三上監督が司会をされています。監督の映画の紹介もあります。