「まくり必至」
まさか、にわか雨という漢字が俄雨だとは思わず。
便利な時代になったなと思いつつ、
いつもと違う時間に杉田家へ。
染みる。
いや、
沁みる。
吉祥寺武蔵家の次元やD-51のように名前を付けないとややこしいので、杉田家の方にも名前を付ける。
いつもの時間にはオーダー暗記ポジションをこなすあの方、恐らくお名前はロック・リー。
リーさんが最初に私の好みを覚えてくれた。
そんな本日は違う時間。
表にロック・リーは見受けられない。
まさかの秋道チョウジがオーダー暗記中。
これは寂しいと食券機に向かうと、そこには中で調理するリーさんの姿が。
衝撃すぎてリーさんの「あっどうも!」的なご挨拶に「・・・ッス」みたいな返答をしてしまう。
無口なのに仕事できる後輩じゃないんだから。
そんなことより、
本日の炎天下サッカー後に染み渡る杉田家が運ばれて来る。
ここに来てチャーシューの切れ端みたいなのをサービスか。
血液が全て杉田家に入れ替わったような感覚で店をあとにする。
のれんの向こうは、
土砂降りの町でした。