「割と調子良いんかい」
それでは、ウマの合わない方の姉の件である。
私のウマ姉ブログを知ってか知らぬか、
突如、ウマの合わない方の姉(以下、合わ姉)から写真が送られてくる。
大量のIKEAの袋の写真。
ここで文章を送らないのが、合わ姉スタイル。
このあたりがウマの合わないポイントである。
ちなみに合わ姉の方が、幼少の頃からスタイルが良い。
で、よく見るとIKEAの袋がカバンになっている。
どこで何をしているのか全く分からない合わ姉。
仕方がないのでこちらからリアクションする。
ˉ⍛ˉ「良いんだけど、これは海外かい?」
合「タイ」
タイ、じゃねーよ。
どういうことだよ。
恐らく私が最近、鯛の役をやったことを受けてのタイだとは思う。
合「買ってく?」
ˉ⍛ˉ「左下のやつ頼む!」
合「ナイトマーケット終わったから帰国までにまた見つけたら買うわ。」
買うわ。じゃねーんだって。
ナイトマーケットってまずなんだよ。
合わない。
そんでなんでこの写真の中の写真の女はこのカバン身に付けてねーんだよ。
じゃあ女の写真いらねーだろ。
とまぁ、こんな具合である。
せっかくなので、こちらの姉に関しては現在から遡る。
と言ってもほぼ絡みがないので、実家時代まで遡っちゃう。
まず、合わ姉の印象としては「断捨離の女王」である。
とにかく底無しに物が無い。
部屋にもほとんど物が無かった。
合わない。
大学時代はほとんど会うこともなく過ごした。
そんな合わ姉が1度だけ、就職活動を始めたてでピリついていた弟(ˉ⍛ˉ)を飲みに誘ったことがある。
歌舞伎町あたりに連れていかれ、訳の分からんバーとかだったら、顔似てないからカップルだと思われたら気まずいなぁ、などと思っていると、
合「こういうとこが美味いんですよね〜」
到着したのは老舗のモツ焼き屋さんであった。
今考えれば、ほぼ酒を飲めない合わ姉は、私の息抜きを考えてくれていたのだと思う。
最近の2倍は酒を飲んでいた私に、
たわいもない話をし、
スパっと会計し、
家到着と同時に部屋へこもる合わ姉。
普段、飲み会をストレス発散に使っていなかった私に、社会人の先輩との飲み方を教えてくれていたのかもしれない。
合わ姉は、某ネズミのテーマパークに就職していた。
ホームページでピックアップされる、出世頭であった。
従業員に与えられる無料宿泊によって、家族で泊まったことがある。
夜には洒落たバーに連れていってもらった。
こんな話をしていると、
「なんだ良い姉じゃないか」
「紹介してくれ」
などと言われそうである。
問題は高校時代である。
ここからは、合わ姉のみならず、家族全員がこのブログを読んでいないことを祈るエピソードなので、私の家族は今すぐブラウザを閉じて寝てくれ。
寝たかしら。
さて、
物が無い部屋に住む合わ姉は、セロハンテープすら私に借りるほどであった。
ある夏の部活後。
ヘトヘトになった私は、それでも思春期。
自らの思春期を、当時VHSをぶち込んだテレビデオによって、自分の部屋で謳歌していた。
ドアノブをヒネるのが面倒で、改造してそのまま開け閉めできるようにしていた私の部屋へ、
合わ姉はノーノックでinして来た。
これは今考えると、多少音漏れ覚悟での思春期であったため、分かった上での突入だと思う。
2択を迫られる私。
しかしタイムリミットは0.3秒ほど。
とりあえず自らの思春期を封印する。
するとどうだろう。
旅館のテーブルで主観アングルを決め込む小倉ありすが、ハッキリとバレる形となった。
その刹那、画面を消す私に、合わ姉が放ったのは意外な一言であった。
合「セロハンテープありがとう」
やはり合わない。
今以外ならいつでも良かった。
というかもう返さなくて良かった。
1番切なかったのは、これに対する私の返しが、思春期の思春期がバレた代表のような一言「え?あぁ、うん。」であった点である。
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