やめとけって言われたけど、また来たくなるラーメン。
「うまい」なんて、当たり前。
それだけを目指していたら、この店はここまで来ていない。
地獄の担担麺は、「うまさ」を売りにしていない。
味の評価を気にしているようで、気にしていない。
なぜなら、
ブランドとして目指しているのは、
“うまい”を超えたあとに残る、“何か”を届けること。
たとえば、
罪悪感だったり、
背徳感だったり、
快楽と混ざった後悔だったり。
あるいは、ただ一言の「また来たくなる」という衝動。
それが「うまい」の延長線上にあるならいい。
でもそれが「苦しい」とか「やめとけばよかった」から生まれるものでも、うちは否定しない。
地獄の担担麺は、
感情の中に爪痕を残すラーメンでいたい。
そしてそれがブランドとしての姿勢だと思っている。