夏の野の繁みに咲ける姫百合の知られぬ恋は苦しきものぞ
                                                                              坂上郎女
Natsu no no no shigemi ni sakeru himeyuri no shirarenu koi ha kurusikimonozo

No one knows little lily blooming in the field which summer plants grow densely
like that, one side love is very sorrowful

好きな人には既に彼女がいたり、はたまた友達の好きな人だったりしたのかな、知られぬ恋は切ないですね。


夏になり、お部屋にお花を活けられなくなったので、植物園に咲いているお花を見に行きました。
昔、お家元に突然、明後日に桜狩に行きましょうと誘われたのですが、
突然だったし、その日は平日だったので、丁寧にお断りしたのですが、
「何を言っているのですか?貴方がお花に合わせなくてはならないのですよ」
と窘められて、思い切って年休を取り桜狩に急ぎ旅立った時のことを思い出しました。
古代桜が満開に咲きそろった頃合いで、ほんとうに美しかった。
とても良い思い出です。

たまにはお花に合わせてお花に会いに行くことにします。