こんにちは。ミナミです。
更新間隔が空いてしまいました。
『演出』
一方、静かなシーンでは「間」の時間が絶妙で、こちらがそろそろと思うタイミングで、セリフや画面切り替わりを発してくれる。
今日は、私が好きなドラマの話からお話させていただきます。
白い巨塔
この作品は、山崎豊子さんの長編小説が原作。
大学病院という「教授絶対王政」なる環境の中で、成り上がりを目指す財前五郎と、権力に屈することなく、自分の信念を突き通す里見脩二の生き方を中心に描いた医療ドラマ。
これまで何度も実写化されておりますが、私は2003年にフジテレビで放送していた唐沢寿明版が大好きで、ブルーレイに録画しているものを何回も見返しています。
2人は考え方も生き方も異なっているが、
『自分が進みたい方向を目指して何かと戦う』
という点は同じなんですよね。
私は、どうしてこのドラマを何回も見返してしまうのでしょうか?何故ここまで魅力的なのか?
と考えてみました。
以下、本ドラマに対する僕の愚見を述べる。
(⬆作中のセリフを改変)
役者さんの演技が上手いのは言うまでもないですね。それに、どの演者も役柄にピッタリはまっています。特に、このドラマの黒幕ともいえる鵜飼教授を演じる「伊武雅刀」の、重厚かつ狡猾な雰囲気は、医学部の闇がどれだけ深く強大なものであるかを絶妙に醸し出していると思います。
そして、私が考えた最大の魅力。それはズバリ
『演出』
にあると思います。
このドラマでは、以下の魅力的な演出が3つあります。
(1):音楽による場面の盛り立て
ドラマの音楽を担当する加古隆さん。
この方のBGMが本当に素晴らしい。
メインテーマの旋律が、医療世界に君臨する権力がいかに強大で不変的なものかを表現しており、緊迫感のあるシーン、人情にあふれるシーン、など緩急ある様々なBGMが、ドラマの雰囲気を何倍にも引き立ててくれます。
(2):セリフの言い回し
『こうやって椅子があれば腰を下ろしたくなる。
立派な椅子ならなおさらだ。』
財前五郎
『君が割り切ることで医者であり続けるなら、俺は悩むという一点で医者でいられるのかもしれん。』
里見脩二
『理想というのは大いなる魂に宿るものですが、野心というのはちっぽけな魂に取りつくものでね。』
東貞蔵
。。挙げていけばキリがありませんが、とにかくこのドラマは名台詞が多い!
名台詞となり得る理由は、内容もさることながら、話す時の語呂、リズム感、間の取り方、全てが絶妙で無駄がない。
更にBGMの曲調、テンポともマッチして、一種のミュージカル作品を見ているかのような感覚になるため、より印象的なんですよね。
他のドラマでは、『半沢直樹』も歌舞伎調の台詞が特徴的ですね。こちらは若干クセが強い感もありますが、白い巨塔は自然体な口調で、耳残りの良い台詞が魅力の一つであると感じます。
(3):緊張感を醸し出すギミックからのアメグレ
意を決して発言する、電話に出る、ドアを開ける、等、このドラマは緊張感のあるシーンが非常に多い。
この時、鼓動を表現する「どくん、どくん、、」というギミック音が鳴ることで、緊迫した雰囲気がさらに高まります。
そして、さあどうする!?
。。。というところで
アーメーージーーングレーース🎵🎵🎵
からのエンドロール。
いやここで終わるんかい!!次回どうなる!?
と、何回思ったことか(笑)
この緊張と緩和の対比効果が、ドラマを見終えた後味をさらに深めてくれると感じます。
以上3つのポイントを挙げましたが、これは白い巨塔だけでなく、ドラマや映画を観ていて心地よくなれる理由と言い換えても良いのでは、と思いますね。
例えば、庵野秀明監督の手がけた
『シン・ゴジラ』
『新世紀エヴァンゲリオン』
など、まさに上の事例に当てはまっており、台詞回しの心地良さとBGMのテンポ、カット割り等、まるでジェットコースターに乗っているような感覚。
それに加えてストーリーも面白いのだから、ヒットする事は必然とも思えます。
観ていて琴線に触れるドラマや映画は、あらすじ、役者さんだけでなく、演出も非常に大きな要素を秘めていると、見返す度に感じています。
また一回目から見直します(笑)
以上、長々と失礼しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。