今日はメンバーの意味不明の天然感に悶絶
例えるならば「赤と黒どっちが好き?」って聞いたら平気で「黄色が好き」と真顔で答えるような感じ。
まともになろうと努力したり世の中を知ろうとするのではなく、芸人になることを薦めます。
あんな芸風の芸人はいないし、かなり独創性のある才能だろうと思います。

さて今日の紹介はThe Horrors - Primary Colours 2009年 です。
借りるものが結果的にイギリスのバンドばかりになっちゃってるが、意図はありません。
ラトビアだろうがサウスアフリカだろうが、ブラジルだろうがいいものはいいのです。
イギリスは日本と島国という共通点が指摘されますが、代謝をしているように、キノコのようにポコポコといいロックバンドが出てきます。加えて世界規模での文化的影響力の強さを感じます。

The Horrorsは出たての頃はパンクを蒸し返したようなソリッドでスタイリッシュな音楽性だったと記憶してます。
ファッションも奇抜で、真っ黒の格好でアイシャドウをメイクではなく入れ墨でいれているとか何かで読んだ。
メンバーのなかに、ボブのカツラを前後ろ逆にかぶったような顔が完全に隠れる髪型をしているやつがいて、かなりカッコいいと思った。
でも前見えね〜じゃん。
虫に襲われるようなイメージのPVがあって、これってドラッグ防止教育でヤクの副作用として挙げられているものと完全に一致するし、かなり不健全。まあドラッグの影響を受けた作品でも評価されてるものはあるが...脳がいかれる事は明らかだし、あんなやったところで自分の能力以上のものが発揮されるとは思えない。まあ何を言おうがドラッグを摂取するヤツは一定数存在し続けるだろうし、なんで音楽やってるのに多いんだろう、身を削って作ってくれてるとも言えなくもないが、払った金はそいつらのヤク代になるんだよな。

そんな彼らはこのアルバムでスタイルをガラリと変えている。ファッションも写真を見る限り変わってる。
突然変異でシューゲイザーになった。
多分シンセサイザーがメンバーにいたから、結果こうなったと推測する。
音楽性はjesus and mary chain に近いか。
ポップな楽曲をまず作り、エフェクターで各音を歪まして音感を変えるアプローチだろう。
ジャンルに入れ込んで音源を漁ることはしてないから、よくわからないが、シューゲイザーと称されるバンドが現れた時期から大分経っているから、微妙な表現は違うかも知れない。
再構築に近いかも。
そもそもが音楽性として確立できるほど一貫性があったり王道があったりはしないのではないか。
そう称されても本人たちが否定しそうな感じで。
シューゲイズブラック(ブラックメタル(一般的には反キリスト的思想傾向のあるメタル)にシューゲイザーの要素を取り入れたもの)と言われているフランスのバンドも聴いてみたが、Horrorsのこの作品の方が好みです。

psycho candyも借りてみるかな〜

明日はJudee Sillの1stを紹介出来ればと思います。