やること 全部後回し
あ〜あれは休日にやろう
生産性の低下が顕著な昨日今日にぴったりなアルバムの紹介になりました?。
本日のアルバム紹介はこれ。
町田康 - 脳内シャッフル革命 1997年
アルバムジャケットだけ見ると、海外の男性ソロシンガーの作品風だが?そんなつもりで聴くとかなり裏切られます
自他共に認めるイケメンじゃないとこんなジャケットにはしないよね
女のヒモ風な衣装だが、実際年上の女性のヒモだった時期もあったようだ。
町田康といえば、個人的にはINUの牛若丸なめとったらどついたるというLIVEアルバムの
「俺は お前らを 楽しませる為に 来たんじゃない へい へい へい へい へい へい へへへい」
という台詞が頭にこびりついており、東京に来てから生活の中で何度か引用した。
昔の活動のころからすぐに自己矛盾に陥りそうな宣言のような表現をしていたという印象があるが、個人的にはそんな事態に陥る事情は理解もできるし共感も出来る。
さて聴く前に歌詞を確認したが、かなり期待した。
この単語と単語を繋げるのか?という意外性と、生じた意味の破壊的なナンセンスぶりが突き抜けてる
とにかく連呼する部分もあり、これをどう歌を乗せるのか?
聴いてみた。
......
サウンドはハードロックだが、歌唱自体はパンクロックのそれで、珍しいスタイル。ただ歌い方は楽曲により多少異なる。
「遠く離れた 恋人たちが うどんを食って 思い出すのは 阿呆の魂 阿呆の魂 阿呆の魂が いつも」
......
意味がもうわからない
......
「これからもう 死ぬまでもう 俺は一生働かねぇ」......
絶句だよ、......
......
極め付けは借りる決め手となった「無職の夕べ」
......
「...だから 情婦を引き連れて 明治通りを 爆走したんだ」
......
どんな世界観だよ?...家のすぐ近くに明治通りあるけど、まさか実話じゃないよね?、...
「だけど...働くことの 意味なんて 俺には 一生 わからねぇ」
......
瞬間に 僕の 悩みに似た感情は 古民家のボロボロの網戸を突き抜けて 空を越えて宇宙に羽ばたきましたよ......
ありがとう 町田康 ありがとうありがとうありがとう 町田康 ありがとう
ここまで読んだ人は コミックソングやと思てるか分からんが、詩人でもあるし極めて真面目な作品と言っておきます。
表現が形骸化しているという指摘も見かけたが、町田康は今後作詞家として詞を提供したら面白いのじゃないかな?ホストやホステスたちのアイドルグループに(笑)
また今度町田康原作の、『けものがれ、俺らの猿と』という映画もレビューしたいです。まだ借りれるかな?
明日はFishmans - 宇宙 日本 世田谷 1997年の紹介です。