「翔ちゃん!翔ちゃん翔ちゃん翔ちゃん翔ちゃん!」
「なんだよ村上の信五ちゃんは朝からうるせぇなぁー」
「このレポートやった?」
「いや、終わってるけど?」
「マジかぁ!」
「いやいや。まさかやってねぇの?」
「たのむ!コピペさせて!」
「ダメです!今ならギリ間に合うから早くやりなさい!そしてとっとと教授のPCに送信しなさい!」
ったく。
朝から騒々しいんだよ、信五ちゃんは。
ゴールデンウィーク明けの3限の講義開始前が提出期限のレポートが終わっていないとかで1限の講義前から大騒ぎだ。とりあえずは2限が空き時間だからその間に超高速でPCと戦えという司令を出してからオレたちは1限の授業に向かう。
そして空き時間の2限。
図書館の窓際を2人で陣取り、信五ちゃんはPCと戦い始めた。
チラチラと助けを求めるかのようにオレを見る信五ちゃんにオレはべーーって舌を出すと、信五ちゃんはちぇーーとか言いながらまたPCと戦いを再開していた。
でもそんな信五ちゃんを見ててちょっとオモロいwww
なんか漫画みてぇwww
「翔ちゃん?」
「ん?」
「ゴールデンウィーク。なんかいいことあったんか?」
「あったなぁ。高校の仲間たちとバカやって遊んだけどさ。なんかいいなぁーって思ったよ。信頼関係っつーのかな。なんつーか。さ。あったかかった」
「そっか!良かったな!」
「ぅん。信五ちゃんは?」
「いやだからさ!大阪に帰ってきたやん?もうさー!オカンがあれこれうるさくてさぁ!ほいでな??」
「いや、いいwwwとりあえずレポート終わらせてからその珍道中の話は聞きますwww」
うん。
信五ちゃんの話を聞くのも楽しみだけどさ。
オレの話も聞いて欲しいよ。
なぁ、信五ちゃん。
オレと信五ちゃんもさ、あの頃の仲間と同じような信頼関係で結ばれるといいなって思ってるよ。
なんてまだ恥ずくて言えねぇけどさ。
それがオレの本心だ。
『翔くん、いつかその想いを信五くんに伝えてあげなよ?な!』
…うん!そうだね。そうするよ!太陽さんもそん時は聞いててくれよ?
『あぁ。もちろんさ!』
…ありがと


