神秘主義(マハルシ,シャンカラ)とスピリチュアリズム(シルバーバーチ)の違いについて整理したい。
神秘主義者の主張には、「すべては一つである(ワンネス)」「真我だけが存在する」といったものが多い。
彼らは、すべてが幻想であることを主張し、それらに惑わされぬように、と説教をする。
おそらく、脳波で言えばMax Cadeが発見したevolved mind(進化した心)のパターンに当てはまると思う。
※画像はThe awakened mindより
evolved mindは普遍的意識やワンネスに関係しているとのこと。
一方スピリチュアリストの主張には、「親切、寛容、同情、奉仕が霊性を高める」「霊的成長こそが人生の目的である」といったものが多い。
彼らは、地上のすべては幻想であると言い、恐れることはない、と説く。
おそらく、脳波で言えば、Max Cadeが発見したawakened mind(目覚めた心)のパターンに当てはまると思う。
※画像はThe awakened mindより
awakened mindは思いやり(ヒーリング)やクンダリーニエネルギーに関係しているとのこと。
こうしてみると、両者の主張には違うところより一致するところのほうが多い気がする。
例えば真のリアリティに関してマハルシは、「夢を見ない深い眠りの中に存在しないものはリアルではない」
と言い、シルバーバーチは、「人間の全てが睡眠中に霊界を訪れております」と言っている。
二人の主張を照らし合わせると、「霊界こそが真のリアリティである」ということになる。
神秘主義者は、死後の世界(霊界)の存在については黙ることが多いが、それはおそらく現代人の精神レベルに合わせているだけ(待機説法)なのかもしれない。