こんばんは

なかたです。

 

すっかり朝晩が涼しいというより、肌寒い季節になりました。

私の好きな季節です。

 

そんな今。

卒業コンサートでピアノを弾く人を決めるオーディション?みたいなのをすると生徒さんが教えてくれました。

 

そして、その彼女も受けると。

 

心の声「ま、まじかぁ!!すごいやん」

 

私「それで?」

生徒さん「今度の木曜日やねん。」

私「弾くの??」

生徒さん「そう」

私「そうなん??」

生徒さん「そやねん。一応弾いてんけど、ここがわからんねん」

 

 

え??

弾いてきたってこと??

 

私「弾いてみて〜」

生徒さん「ここまでが弾いてくるとこやから、ここまでな」

私「オケええ。」

 

 

弾き始めてびっくりしました。

おいおい。

弾けてるやないかい。。。

いつものレッスンはなんだい??笑

 

リズムの取り方を伝えると、彼女は普通に弾けました。

 

あとは、お家で練習すればいけるとおもいました。

 

でもさ〜

えっとさ〜

 

「あのさ〜。これ、自分で譜面読んだん??

 いつもさー、レッスン時ってさ。

 あれ、なんなん?

 覚醒しすぎでないかい???笑」

 

彼女は笑ってました。

そっか。

 

悲しい気持ちもありましたが、うれしい気持ちの方がおっきかったです。

 

何人か弾いて、選ばれるのは一人だそうです。

一人かよ。

選ばれてほしいけど、もし選ばれなかっても彼女は自分を褒めるべきです。

えらい。

もちろん次回会えた時は、祝杯をあげたい気持ちです。

その気持ちがうれしい。

諦めずに楽譜に向き合ってる彼女が。

 

 

私は「すごい先生」と言われる人間ではありません。

もちろん自分でもそうではないとわかっています。

私の師匠は「すごい先生」でした。

そのすごい部分のちょっとでいいから、マネたい。

生徒さんが必要としてくれたら全力で応援したい。

そんくらいしかできないですが。

レッスン通り越して、応援します。

うれしい。

涙が出ます。

 

彼女が明日、笑って「弾けたで」というてくれるのを願って。