川崎町の男性町議(42)が自家用車を運転中、女性事務員(38)の車と衝突事故を起こしながら、すぐに警察に届けなかったことが分かった。事情を知った女性の親族の暴力団組員(55)が町議を「殺すぞ」などと脅したとして25日、田川署に脅迫容疑で逮捕されている。町議は「女性がけがはないと言ったので警察に届けなかった」と話している。
田川署や関係者によると、町議は今月1日午後6時過ぎ、川崎町内の会社の敷地から車を町道に後退させた際、女性の車の助手席側に衝突。町議と女性は顔見知りで、町議は女性に謝罪のうえ車を修理する約束をし代車を呼んで女性を帰らせた。女性は左腕や首に痛みを感じたが当初は病院に行かなかった。
その後、事情を知った組員が4日、町議を自宅 に呼び「議員のくせに事故を隠そうとしよろう が。俺も組織があるんやき。殺すぞ」などと怒鳴 り、これを受けて町議は交番に事故を申告した。 やがて脅迫の疑いが発覚し、組員は25日に逮捕 された。容疑を否認しているという。
道路交通法は交通事故の際、運転者らに負傷者 の救護や警察への報告を義務づけている。女性は 後に全治8日間のけがと判明し、現在も通院中。 治療費と車の修理代は町議が加入する保険で負担 しているという。
女性は毎日新聞の取材に「初めての事故で気が 動転していたので警察を呼ぶべきものだと分から なかった。腕が痛いと言ったが(町議に)『車を 修理するき、よかろうが』としか言われなかっ た」と主張。一方、町議は「『けがはないか』と 確認したが、ないとのことだった。警察にすぐ連 絡しなかったのは軽率だったが、隠そうとしたつ もりはない」と話している。
田川署や関係者によると、町議は今月1日午後6時過ぎ、川崎町内の会社の敷地から車を町道に後退させた際、女性の車の助手席側に衝突。町議と女性は顔見知りで、町議は女性に謝罪のうえ車を修理する約束をし代車を呼んで女性を帰らせた。女性は左腕や首に痛みを感じたが当初は病院に行かなかった。
その後、事情を知った組員が4日、町議を自宅 に呼び「議員のくせに事故を隠そうとしよろう が。俺も組織があるんやき。殺すぞ」などと怒鳴 り、これを受けて町議は交番に事故を申告した。 やがて脅迫の疑いが発覚し、組員は25日に逮捕 された。容疑を否認しているという。
道路交通法は交通事故の際、運転者らに負傷者 の救護や警察への報告を義務づけている。女性は 後に全治8日間のけがと判明し、現在も通院中。 治療費と車の修理代は町議が加入する保険で負担 しているという。
女性は毎日新聞の取材に「初めての事故で気が 動転していたので警察を呼ぶべきものだと分から なかった。腕が痛いと言ったが(町議に)『車を 修理するき、よかろうが』としか言われなかっ た」と主張。一方、町議は「『けがはないか』と 確認したが、ないとのことだった。警察にすぐ連 絡しなかったのは軽率だったが、隠そうとしたつ もりはない」と話している。