暴力団員が身分を隠して、東日本大震災の被災者向け貸付金制度を不正に利用したとして、釜石署と県警組織犯罪対策課は15日、山口組
系暴力団組員、岡本俊一容疑者(49)=宮古市河南=を詐欺容疑などで逮捕した。
逮捕容疑は今年4月8日、大槌町内の小学校体育館で県社会福祉協議会の東日本大震災被災世帯向け生活福祉資金を借りるため、暴力団員の身分を隠して申し込み、現金10万円をだまし取ったとしている。岡本容疑者は大槌町の自宅が津波で流された。今月15日、自宅を強制捜査した際、覚醒剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕された。
生活福祉資金の貸付申込書には暴力団排除条項が明記され、申請者は署名することになっている。貸付窓口はそれぞれの市町村の社協で被災世帯に最大20万円まで貸し付ける。
逮捕容疑は今年4月8日、大槌町内の小学校体育館で県社会福祉協議会の東日本大震災被災世帯向け生活福祉資金を借りるため、暴力団員の身分を隠して申し込み、現金10万円をだまし取ったとしている。岡本容疑者は大槌町の自宅が津波で流された。今月15日、自宅を強制捜査した際、覚醒剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕された。
生活福祉資金の貸付申込書には暴力団排除条項が明記され、申請者は署名することになっている。貸付窓口はそれぞれの市町村の社協で被災世帯に最大20万円まで貸し付ける。