一言でいえば、物足りない、そういう小説。

物足りないと思わせる一番の要因は何か?
それは、犯人が○○だからだと思う。

最初の導入部から、話が本線に入っていき、そして犯人が発覚するまでの流れは非常に読み応えがあるし、面白かった。

ただし!それも犯人が発覚するまでのこと。犯人が発覚すると、なんだそれ?っていう失望感のほうが勝ってくると思う。

あと、物語のスケールがかなり小さい。スキー場というある意味での大自然を舞台にした話でありながら、話のスケール感は薄い。

この話自体、登場人物はすべてスキー場を取り巻く人々のみで、外部の人間が絡むことは一切ない。

その辺がスケールの小ささを感じさせる原因かな。

あと、結末も敢えて踏まえれば、スキー場内部のゴタゴタを小説にしてみました、そういう話とも言える。

酷評ばかりしてるけど、この話が物足りないと思うか思わないか、分かれ目は読んだ時にこの犯人で納得するかどうかじゃないかな。
この犯人でも納得出来るなら、物足りないなどと思わず、面白い小説だったと思えるんじゃないかなぁ。

俺は正直、釈然としなかったけど。


白銀ジャック=45~50

物足りない。。。

前回のプラチナデータと違い、白銀ジャックは犯人探しがメインの話。その犯人に物足りなさが残ってしまっては…。

ただし!!!
上にも書いたけど、この犯人でも納得出来る人なら、点数は70点ぐらい行くんじゃないかとも思う。

東野圭吾のプラチナデータを読んだ。物語の肝となるのは、タイトルにもなっているプラチナデータ。これが何のことを言っているのか?これに尽きる。







今の現実の日本は戸籍を通して、国民を管理している。住民基本台帳などというものを作り、国民に番号を付ける。そして、それを一歩進めた次の世界、これがこの小説の核となるDNAによる管理ということになるのかな。どこまで現実的な話かは知らないけど。







小説の中では、そういう法案を作り、それを元にあらかじめ国民一人一人のDNAを採取しておき、保管しておく。そして、何かの事件があった時に、そのDNAを利用する。







この小説におけるDNA捜査の効果は絶対的のはずだった。ところが…。…に来るのが、プラチナデータ。



帯にも書いてあるが、人の心と科学というか、機械との対比。



主人公は二重人格者。あることがきっかけで二重人格者となる。人の心という観点では、彼が二重人格となった経緯も重要。



登場人物は上にも書いたけど、二重人格者である主人公、その主人公の主治医である精神科医、自閉症気味の天才女性数学者等。



結末はありきたりかなぁ。ありきたりという時点で、上の二つのうち、どっちにいくか分かると思う。



あと、プラチナデータ、小説の中では、別の言い方をされるものも出てくるけど、こういう小説や、その他の知識を持っている人が読めば、それが何を指すか、何となく読めると思う。最初に書いたけど、それがこの小説の肝。これが分かりつつ読むのと、まったく検討もつかずに読むのとでは、読んだ上での感想も変わると思う。ちなみに俺は分からなかった。あとでそれが分かったときに、言われてみればそうだなって思ったくらい。








こういうのはあまり好きではないけど、点数をつけたほうが分かりやすいかな。








プラチナデータ=55~60点。




可もなく不可もなくって感じ。


読んで損はしないというか、東野圭吾の小説が好きなら・・・って感じかな。




あと、犯人捜しがメインの小説ではない。それを期待して読むと間違いなく失敗する。





ちなみに、俺は東野圭吾の小説は好きです。


好きな作品は、さまよう刃、夜明けの街で、容疑者Xの献身、秘密、百夜行・・・等。








そんな感じでよろしくお願いします。


まったり読書。まったり映画。たまに休憩。-201101212159001.jpg