通常、大きなシステムだと縦割りになることが多い。縦割りとは、工程別に仕事が振られる形のこと。要件定義、基本設計、詳細設計、プログラム設計、プログラム、プログラムテスト、システムテスト、総合テスト、運用試験、受け入れ試験などに細分される。要件定義以前の仕事はコンサルタントになる。このフェーズについてはまた別途記述する。
わたしが4年ほどかかわったシステムではこの縦割りはなくて全工程を担当できた。おかげで、システムを構築するということはどんなことを行うのか、ということについて理解することができた。何をすればよいのか(よくWBSということばで言われる)、どのくらい時間がかかるのか、リスクはどのくらいなのか、何をみれば早くできるのか、、、など。一番緊張したのが、基本設計や詳細設計におけるお客様とのレビューである。レビューとはお客様が要件を出したないようを満たしているのか、全体からみてどうなのか、ということをお客様を交えて説明する場である。最初は何をしたら良いのかわからなかったが、他のレビューを見るうちにすこしづつ理解することができた。ここでは、先輩社員から色々と怒られた。特に自分の作った資料を説明できないとそれはおこられる。今考えればあたりまえのこと。
やはり、仕事はまずは他の人の真似をして、ある程度できるようになってから自分の色を出していくことが良いと思った。まずは「見習う人を真似ろ」ということだった。