ウソが世界を変える | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

この間、深層ニュースで土方歳三資料館館長の土方愛さんがテレビに出演して、このように言っていました。

「ある小説家により、ずいぶん事実が変えられてしまいました」ある小説家の名前を言っていないのですが、これは司馬遼太郎先生のことなのです。新撰組関する本は様々にありますが、極めつけは司馬遼太郎の「燃えよ、剣」です。

これはテレビ化されて、本も売れて、テレビでは何人も土方歳三の役を演じているのです。相当売れたということです。

その中で何がウソかというと、「土方家はどん百姓ではありませんよ」と言っていました。司馬遼太郎の話によると、どん百姓にされてしまったのです。どん百姓の倅が「武士になりたいと憧れて、志一本で京都に登り、新撰組副長になった」という話にされてしまったのです。

ところが土方愛さんによると「土方家は百姓ではありませんよ」と言っていました。本人は怒っているのです。「燃えよ、剣」の中で名場面があります。「士道ニ背キ間敷事」という局中法度をつくります。

するともう一人の局長である芹沢鴨が、「近藤君、君の士道は何かね。我らには水戸士道館という士道があるのだ。君の武士道は何をもって言うのかね?」と意地悪く言うのです。すると近藤の顔が真っ赤になって、グーとこぶしを握り締めて「クソ!」という顔をして、土方が止める場面がありますが、「あんたら百姓だから武士道なんかないだろう。我らは武士だから士道をもっているのだよ」という話です。これも司馬遼太郎のウソです。

何故かというと、近藤勇と土方歳三の家は豪農であって、苗字帯刀です。畑の中をかけずりまわっていた水飲み百姓ではないのです。屋敷も構えていて、家の中には剣術の道場もあるのです。お金にも困らないし、お金ももっていたわけで、名主だったのです。名主は準士分階級で苗字帯刀だから、百姓とは言えないのです。

考えてみるとあの辺は八王子があり、八王子同心は千人もいるのです。この先祖は武田信玄の家来であり、徳川家康は直接、大名には採用しなかったのです。それを八王子にまとめて、千人住ませて「八王子千人同心」と言って、北の守りを固めさせていたのです。

土方歳三は徳川幕府が来る前にいた連中であり、土地の豪族です。しかも天領です。天領は将軍家の土地だから、大名がいないのです。大名がいなければ、侍もいません。徳川幕府直轄の土地だったので、徳川家に忠節を尽くそうとして新撰組をつくったのです。

司馬遼太郎のウソは、まだまだあります。土方歳三たちが江戸から京都へ行くのですが、京都へ行く前に「よい刀が欲しい」というので、土方はお姉さんから70両もらうのです。それをもらった土方は毎日江戸じゅうを歩き回り、ある時、盲(めくら)の刀屋へ行き、「何をお探しですか?」と盲にきかれて、「和泉守兼定を探しておる」と聞くと「この店にございます」と言うのです。

「親父、とぼけたことをいうな。和泉守兼定といえば大名物だぞ。そんな刀がこの店にあるはずがないだろう」と言うのです。「だいたい盲が刀の目利きができるのか?」と聞くと、「目明きよりも、盲のほうが刀のことはわかります」というのです。

「この和泉守兼定は貴方が来るのを待っていました」と言うのです。土方が「いかほどの御代か?」と聞くと「ただで差し上げます」と言うのです。「おぬし、わしをからかっておるのか?」というので、「五両でさしあげましょう」と言うのです。

本当は何百両する刀です。これも司馬遼太郎のウソです。土方歳三資料館で刀を見ると、「十二代兼定です。十二代兼定と二代目之定(のさだ)は全然違います。これも装飾されているのです。

司馬遼太郎の他の小説もすべてウソだったのです。「竜馬がゆく」の「龍馬」も違います。「司馬遼太郎さんの小説はずいぶんおかしなところがありますね」と言われて、「そうだよ、僕は坂本龍馬を書こうと思っていないんだよ。わたしの竜馬を書いているのだよ」と言ったのです。なるほど。

孫正義も「竜馬がゆく」の小説を読んで感動したのですが、あれはフィクションです。小説はみんなそうです。「宮本武蔵」を書いた吉川英治にしても、純文学にしてもみなフィクションです。フィクションとは何かというと、「ウソ話」です。

実際はフィクションが事実になってしまうのです。それだけ人間はウソが好きなのです。だから上手にウソをつく奴は天下を取ってしまうのです。

それも大きいウソほど面白いのです。安倍さんもウソつきですが、安倍さんのウソは小さいウソです。「安倍さんはウソつきだ」と大学時代の先生が言っています。今やっていることも皆ウソです。「TPPは通しません」と言っていましたが、今では見事に通そうとしています。何でもウソなのです。

今は「徴兵もありません」と言っていますが、これもウソなのです。その場限りでウソをついていくのです。何故、安倍さんの人気が出たのかというと、ウソつきだからです。ウソをつくやつは人気があるのです。ウソもつかない人は面白くないから人気が出ないのです。大きなダボラを吹く奴ほど面白いのです。

ダボラで天下が取れてしまうのです。ダボラでウソをつきまくったのが、実は創価学会の池田大作です。彼はすべてウソです。出自は朝鮮人、日本人であることもウソです。若い頃は文学青年であった、これもウソです。

池田大作は「肺結核で30までに死ぬであろう」と思ったそうです。「四畳半のアパートで震えながら、戸田先生のためにご飯も食べずに過ごした」これもすべてウソです。

何故ならば池田大作は若い頃から高利貸をやっていて、たっぷりお金を持っていたのです。寝ている子供の布団まではがしたのです。そのくらいあこぎな金儲けをやっていたのです。その時の写真が残っています。「高利貸池田大作」が本業です。文学青年も、肺結核もみなウソです。

それが証拠に池田大作は88歳です。体は頑丈だったのです。女はみな犯しまくったのです。体が弱い人がそんなことはできません。あの太った体型を見てもそうです。精力あふれる金貸しです。最大のウソが「人間革命」という本です。戸田先生が1巻を書かれたのです。2巻からは池田大作が「続人間革命」として書いたのです。

戸田先生は「妙悟空」というペンネームでしたが、池田大作は「法悟空」という名前でつくったのです。それは何十巻もあるのです。池田大作はウソだから何十巻でもできるのです。

その中に「これは小説です。この中には一人の人間が二人にかき分けられている場合もあるし、二人の人間が一人になっている場合もあります。これは小説人間革命です」と言っているのだから、「ウソです」ということです。

ところが、学会員はウソの小説を読んで感動して、「先生はすごい」と思い、ウソを有難がって、聖教新聞に「続人間革命」が掲載されていると切り取ってノートにだいじに貼り付けて、毎日一枚づつ増やしていったのです。それに赤線をひっぱって本当に精読して読むのです。ウソだから読むのです。これを発見しないと真実はわかりません。

ヒトラーは「ウソは大衆を動かすのだ。しかも、大きなウソほどバレないのだ」と言ったのです。小さいウソはすぐにバレるけれども、大きなウソはバレないのです。大きなウソで天下を取るのです。それを論理的な根拠にしたのです。

もちろん、これは間違った考え方です。ウソで天下を取っても、それは必ず滅びるのです。正理(しょうり)をもって天下を取らなければいけないのです。特にこのような時代は世皆正に背き人悉く悪に帰す、故に善神は国を捨てて相去り聖人は所を辞して還りたまわず、是れを以て魔来り鬼来り災起り難起る言わずんばある可からず恐れずんばある可からず。」(立正安国論)

これを正していくことが、日蓮大聖人様の信者です。「ウソをつくまくれ」などという馬鹿な奴がどこにいるのでしょうか。学会員よ、池田大作のウソに目覚めなさい。安倍のウソにも目覚めましょう。

しかし、ウソは魅力的です。結婚詐欺師は魅力的です。魅力的だからだまされるのです。クヒオの話も知っているでしょう。新聞に出て、映画にもなっているのに騙される奴はいるのです。話しているうちに本当の空軍大佐だと思ってしまうのです。それで「結婚したい」と思うのです。

ウソを見抜いていけるような人間にならないとダメですよ。



ご愛読ありがとうございます。
よろしかったらクリックしてください。

応援よろしくお願いします!

    ↓↓↓

人気ブログランキングへ


『中杉 弘のブログ』2006年より、好評連載中です!

     ↓↓↓

http://blog.livedoor.jp/nakasugi_h/?blog_id=2098137