※今年の夏はよくハーレイに乗りました。
選挙は終わりました。これは僕の予言通りになりました。僕の予言は「自民党は300議席を超える単独で3分の2を目指す」と、安倍さんはそれを決意したはずです。万が一、この選挙に負けたとしても自公民で過半数を取ると計算して、自民党単独で過半数をとるための勝負だったのです。
アベノミクスはどうでもよいのです。本当の狙いはそこだったと僕は書きました。その通りです。これが丁に出たか、半に出たかと言うと丁に出たのです。3分の2まではいきませんでしたが、ほとんど3分の2を通しています。後はちょっと抱き込めば、どんな政策でもできます。
「公明党が邪魔だ」ということは、まだ言えません。今すぐ手のひらをかえしたようにはしないでしょうが、今後、この流れを見ると安倍さんが一番やりたい事は憲法改正です。公明党は憲法改正に賛成ではありませんから、支障になります。「憲法を変えて新しい文章を入れるくらいならよい」という話をしていますから、基本的に敵対するのです。
自民党が公明党に遠慮して思い切った事ができなければ、つくった憲法に意味はありません。自民党に遠慮して公明党が内容に納得していないけれど賛成したようなことを言うならば、公明党の存在意義はなくなってしまいます。
いずれにしてもうまくいかないのです。これは、大事な物の考え方です。それは国民のコンセンサスとして持っていなければいけないことがあります。
例えば、アメリカは民主党と共和党が存在します。どちらが政権を取っても外交政策・軍事政策は変わらないのです。これは、凄いことです。軍事政策については大統領が知らないこともたくさんあるのです。
軍事について大統領ですら知らない事があるのです。その問題について回答を求めてもペンタゴンはしゃべらないのです。UFOの情報も大統領には言わないのです。ですから独立しているということが分ります。
それと同時に軍事も独立しているのです。大統領が「右だ」「左だ」と言っても軍事は動かないのです。それが本当なのです。ペンタゴンは独立しているのです。独自の軍事判断でやっているのです。全てを分析しているのがペンタゴンで独立しているのです。それによって基本的な政策は、どちらが天下を取っても動かないのです。ブレないのです。
日本もそうでなければいけません。防衛省は政府の機関ですから、政府の言う事を聞かなくてはいけませんが、防衛省ではなくもっと永久的なシステムの国防省をつくり、防衛に関するあらゆることを国防省が担っていて政府の機関の影響を受けないことが大事です。
影響は受けないと言っても命令は受けますが、独立した機関であるということが大事です。それをつくらないから日本の場合は民主党が政権を取ると「謝ります」と言い、自民党が政権を取ると「やれ!」など国家としてはあり得ないのです。そのおかしさもこれから治していかなければいけないと思います。
それと同時に単独過半数を取った自民党の天下ですから、何でもできます。憲法改正もできるし、思ったことは何でもできます。凄い時代になります。音を立ててグングン変わり、国民の我々がついていくのが大変です。
しかも「何をやっているのですか?」と国民が知ろうとすると、「秘密保護法」に触れてしまいます。そんな事があるのでしょうか? 「今、政府は何をやっているのか。自衛隊は何をやっているのか知りたいな」と思って情報を取って発表すると秘密保護法違反になってしまいます。政府の中に入れないのです。政府は秘密保護法で守られていて、何をやっているか分かりません。
自衛隊がどの程度の軍事力を持っているのか。場合によっては、自衛隊の予算だって秘密になってしまいます。自衛隊の予算を見ればだいたい戦力が分ります。「これは機密にする」と言われれば全然分からなくなってしまいます。
そのような事になっていきます。上手いのです。ガードをして秘密保護法を先につくってからやるのです。集団的自衛権も通してしまいましたが、何が集団的自衛権なのでしょう。集団的自衛権とは「米軍と協力関係になって戦う」ということです。それを言わないのです。
知らない間に国民は、米軍と一緒になって戦闘ができる国家になってしまったのです。もっと変わると思います。秘密保護法があるので、何でもできるのです。しかも、自民党の任期は4年間あるのです。野党が何を言っても無視です。「黙れ、文句があれば数を持って来い!」と言われてしまいます。
多数決とはそのような事です。それを如何に誤魔化すかということです。「皆さんの反対意見も聞きます」と言って実は聞いても実行する意思など全くないのです。グングン日本が変わっていきます。
今回の次世代の党は二人しか出せなかったようですが、次世代の党はもっと先をいっています。それまでは国民は望んでいないのです。もっと積極的な外交関係、積極的な憲法改正、積極的な戦いなど望んでいないということが分ります。
田母神さんはもっと進んでいて「当然そうなるべきだ」と言っているのです。そこまでは望んでいないのかなと思います。
僕に言わせるとこの党は一番しっかりしています。何度も言いますが僕は憲法改正に賛成です。しかし、この間反対したのは今のままで憲法を改正してはいけません。何故ダメなのかと言うと、アメリカの属軍になってしまうからです。アメリカ軍の属軍にならないような完全独立の自主憲法ならば大賛成です。それを一つの言葉で言うと「皇国(こうこく)」ということです。
大日本帝国としての憲法を改正するのです。そんな事を言うと「時代錯誤だ」と思うでしょうが、「帝国」とは天皇(エンペラー)がいるから「帝国」なのです。エンペラーがいないと「大韓民国」になってしまうのです。大韓帝国と大韓民国は全然、違います。
エンペラーのいる国は皇国です。皇帝が支配する国だからです。天皇が支配する国は、普通の西洋型の民主主義の国ではないのです。民主主義と言っても「天皇制民主主義」です。全く新しいものなのです。西洋の真似をした民主主義でどこまでも理解していくならば、限りなく西洋に近くなっていくということです。そんなために憲法を改正したら意味がないのです。
限りなく大日本帝国復活のために憲法をつくっていかなくてはいけないのです。そのような事が基本にあるから、今慌ててつくるというのは反対だと言っているのです。戦争するだけになってしまいます。
大日本帝国をつくろうではないですか。世界に冠たる2800年の歴史をもった国の憲法がどのようでなければいけないのか? もちろん、つくるべきなのです。
我が国の軍というものは、民衆軍ではありませんから、民衆の利益のために戦いをしないのです。天皇のために戦うから皇軍なのです。「皇軍が世界の秩序を保っていくのだ」このような憲法をつくってもらいたいものです。
だったら大賛成です。ともかく日本は変わります。よく注意していく必要があります。心配している点もありますが、変わる点もあります。もし、今の政権の終わりがくるとしたら閣僚の中から不祥事が出ておさまりがつかなくなり安倍さんは退陣するでしょう。或いは健康上の問題が出てきてこれ以上続けられないという事になってくるでしょう。
その時に初めて「政権の裏にいる者は一体何か?」ということが分かってくるのです。それが目に見えない所にいる仮面をかぶった統一教会です。朝鮮統一教会がいるのです。その後ろにはCIAがいるのです。悪いけれど安倍さんくらいので、こんな大きなものはできません。智恵者の力が違います。
前もって準備して情報が漏れないようにしておいて軍事国家を造り、集団的自衛権を行使して、憲法を改正して、戦争ができるようにしておいて、「危険な所は行かない」と言いながら、「油がなければ日本はやっていけない。中東は日本の生命線だ。では、自衛隊も当然行くべきだ」という事になってきます。相当な智恵者でなければ、このシナリオは書けません。
その辺を注意していきましょう。
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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5
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