スーパー公務員 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

※高野誠鮮さん

BSフジのプライムニュースを見ていたら、「スーパー公務員」というタイトルで出演していた男がいます。誰かと思って顔をみたら、この人はUFOで有名な人でした。

 石川県に羽咋市(はくいし)という市があります。昔怪鳥が現れて人々を苦しめていました。そこで、天皇がこれを打ち破るために3匹の犬を連れて、この地に入りました。

 その犬が、この巨大な怪鳥の羽を食いちぎったのです。そして、この怪鳥はどこかに消えてしまったというとこから、「羽食い」と言う名前の字が変わって「羽咋市(はくいし)」になったのです。

 昔、雑誌の「ムー」を見ていたら、「羽咋市にUFO博物館ができた」という記事を読んだことがあります。その市の職員が、UFOの研究をしていて色々な著書を書いていました。「面白い人間だな」と思っていたのですが、その時はまだ髪の毛があって、「なかなか好青年だな」と見ていたのです。

 それが、「スーパー公務員」として紹介されていたのです。高野 誠鮮(たかの じょうせん)さんです。1955年生まれなので、59歳です。この人の経歴を簡単に紹介します。日蓮宗本證山妙法寺・第41代日蓮宗の由緒あるお寺の御曹司です。南無妙法蓮華経を深く信じているということが分かります。

現在は住職をしているのですが、東京にいた時は、色々なプロデュースや、脚本家として生活していたのですが、実家の後を継ぐために実家に帰り、住職を継いだのですが、暇なものですから羽咋市に勤務したのです。このような経歴の持ち主です。

この人は高卒で大学も行っていません。日蓮宗の大学にも行っていません。それでも、立派に金沢大学理学部大学院・教育学部非常勤講師、同志社大学大学院総合政策科学研究科、法政大学エクステンション・カレッジ、早稲田大学政治経済学部(応用生物学)、北陸先端科学技術大学院大学(地域再生システム論)など、非常勤で講師を務めた実力のある人です。

UFO本の英語の翻訳も自分でやっているのです。凄い人です。今、現在は羽咋市に歴史民俗資料館があり、館長を務めています。頭がツルツルで、「法華経でも読んでいるのかな」と思ったのです。

高野さんは、市役所の臨時職員で入ったのです。そこで、真面目に仕事をやるのですが、あちこちで干されるのです。嫌われて干されて、最後は最も田舎の寒村で、450名しかいないような村の担当になるのです。

その村を見事に甦らせて、その村が儲かるようにしたのです。村に会社をつくり、お米をつくり、農協にたよらない販売の方法を考えた人です。凄いアイデアマンです。ローマ法王にお米を献上した人です。ローマ法王が大変喜んで「これは大変おいしい。買入しましょう」ということで、ローマ法王が羽咋市のお米を食べてくれたのです。

羽咋市は、ローマ法王に献上したお米で有名になったのです。すると、全国から「そのお米をください」と申し込みが殺到したのです。「ローマ法王がどのようにしてお米を食べたのかということは、「秘密事項だから教えられない」と言っていたのですが、後から分かったのは、ライスボールにして揚げて食べているのだということが分かりました。

「ローマ法王にお米を送って、知名度をあげよう」と考えたのは高野さんです。これが成功したのです。日本の皇室はもうお米が入っているので、その人に悪いからやらないということでした。

若い世代を村に呼び込むアイデアでは、空き家と農地をセットにして販売したのです。過疎地では普通、おいしい条件をたくさんつけて若者に来てもらおうとするのです。「家賃はタダですよ!」ということは一切やらないのです。村人になった若者も、条件が変わると1年以内に出て行ってしまうのです。だから「本当にあなたは住みたいのか?」ということを、村人全員で審査するのです。

村人が輪になり、入居希望者を取り囲んで、審査するのです。本当に村人の審査が通った人だけが来るので、出て行った人は一人もいません。28倍の倍率ですが、根付いた若者は増えて子供を生み、村の人口は増えたのです。

今は地方創成時代ですから、高野さんは最高の人なのです。だから「スーパー公務員」と呼ばれています。本来、公務員は何もしないのが一番よいのです。高野さんは色々なことをバンバンやって、みな成功してしまうのです。しかも、儲けの無い村が、みな儲かってしまうのです。そのような人なのです。

最後に「成功するためには何が大事なのか?」という質問に対して、高野さんは「フィロソフィーです」と答えたのです。フィロソフィーとは、“哲学”ということです。哲学を訳していくと愛と正義ということです。

「何故、そのようなことをやるのか?」というと、「住民に対する愛があるからです。この住民たちをよくしたい。この土地を愛している」という猛烈な愛、人々を思う心があって、一緒になってやるから奇跡が起きてくるのです。

その心が大事です。総務庁がその仕事をやっても多分、うまくいきません。「何故、うまくいかないのか?」というと、フィロソフィーがないのです。「田圃は統合して、こうすればよい」などと、技術を教えることはできますが、一番大事な事は、正義であり、愛なのです。

それを高野さんは、「フィロソフィー」であり、「哲学だ」と言っているのです。哲学を教えない限り、地域の活性もしません。400万人以上いる公務員が、そのような仕事をするとは思えません。公務員は何もしなければ、しないほど給料は上がっていき、恩給もつくのです。何かすると失敗するのです。失敗すると首を斬られるのです。だから公務員は「何もしないのが一番よい」という処世術になってしまいます。

その中で積極的に公務員が立ち上がってみなをリードしていくというのは、なのです。高野さんは、「フィロソフィー」という言葉を使いましたが、本当は日蓮宗の住職ですから、愛と慈悲の心を持って接しているのです。

公務員が慈悲の心を持って民衆に接することはありませんが、高野さんは僧侶ですから、日蓮大聖人の教えが多少なりとも身に付いているのです。だから、そのような言葉になってくるのです。「何かを成す、新しい事を成す」のは、慈悲・愛なのです。その愛が具体的に現れたものが、妙法であり、そのことを教えない限り、日本の活性はないのです。

「日本国の総理は日本を愛し、日本国民は天皇を愛し、天皇は国民を愛し、地元の人は地元を愛し、愛があるからこそよくしなければいけない」という活性化の希望が生まれて、地域が再生化するのです。そこのところにいたく感心しました。


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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5


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