ネットを見ていて熊が出る温泉があるということを知りました。その話をみたときに僕は「面白そうだな」と思いました。
ともかく湯河原ではサルが温泉に入っているし、熊でもツキノワグマは怖いけれども、普通の熊は犬くらいの大きさしかありません。「そんな熊に会えたらうれしいな」と思いました。
湯河原はサルが歩いているのです。「あれ、犬が親子で歩いているのかな?」と思ったらサルだったのです。それが熊だったら「面白い」そう思ったのです。
それはどこの温泉かと言うと群馬県の四万温泉(しまおんせん)です。さっそく、これは出かけなくてはと思い出かけたのです。
何故、僕が温泉に入るのかというと、理由はいくつかあります。一つは昔、バイクで骨折したことがあるので、それが時々痛くなるのです。もう一つは神経痛がちょくちょく出かけているのです。三つ目は老化現象です。この三つが足に集中して、時々フラフラしたりしているので、これはなんとか温泉で直さなければいけないということを考えて温泉療法を続けています。これが僕の「温泉に行きたい」という理由です。
この間も書きましたが、温泉はSTAP現象があると思います。NHKで小保方さんも叩かれて「ウソだ」「偽物だ!」と言われているけれども、「オレンジュースに25分、細胞を漬けたらSTAP細胞ができた」という話なのです。多分できたのだと思います。
これは何故かというと、温泉に入ると本当に元気になるからです。温泉の条件は、小保方さんの言う弱酸性です。ペーハー5.7くらいです。温泉もそうです。だいたい温泉は弱酸性です。色々な有機成分も入っていて、温泉に入る時間も25分くらいです。入ると疲れることこのうえありません。
温泉に入ると気分がよくなるというのはウソで、クタクタになってしまいます。25分くらい入るので、「STAP細胞の理論と同じだな」と思ったのです。STAP細胞は、細胞に刺激を与えるということです。すると、新生細胞ができるのです。温泉も細胞に刺激を与えるので、2~3日経つと、だんだん元気になってきます。まさにSTAP細胞理論だと僕は考えています。
それを信じているので、僕は温泉に行っています。四万温泉は草津温泉の近くでちょうど右側にあるとこで、あまり知られていません。何故ここに決めたかというと、家族風呂が6つもあるのです。三つが露天風呂で、三つが室内の風呂です。足が弱いのでできるだけ家族風呂に入るようにしています。
僕が決める温泉の条件は、源泉かけ流し、家族風呂があるところが条件ですが、それに今回「熊が出る温泉」が重なったので、「これは面白いや!」と思って行ってみたのです。
渋川伊香保インターで降りて、中之条という街を通るのですが、いい街なのです。寒村ではないのです。活気があって落ち着いていて「いい街だな」と思い、そこを超えていくと右側に曲がる道があります。
その道を曲がると四万温泉に着くのですが、30件くらい温泉宿がありますが、幽霊屋敷のような宿もあり「ここではないだろうな」と思っていたけれども、目指したところは鍾寿館(しょうじゅかん)といいます。宿の名前の由来は、鍾馗様の鍾(しょう)に、めでたいことが集まる寿に館です。外観はかなり大きくて立派な温泉宿です。その近くには近代的な温泉旅館があります。
鍾寿館は和風の造りで非常に落ち着いた宿です。出てきた仲居さんの応対も非常によい応対でした。まず、「露天風呂に入りたいのですが、」というと、「では、ご案内しましょう」と言われて山道を歩かされて足が弱いので参りました。岩がゴロゴロしていて、坂道をけっこう登るのです。
山の上に露天風呂が三つあります。その露天風呂に入ると、無色透明の温泉で「いい温泉だな」と思ったら、やはりのぼせてきたのです。露天風呂を出ると目の前に休憩所の小屋があり、そこは畳敷きでゴロンと寝ることができるので、扇風機をガンガンかけて30分くらいゴロ寝をしました。
すると、のぼせがとれてきたので坂道を下ったのですが、「登るのも、降りるのも危険だな」と思いました。
温泉に入ったり、読書して時間を過ごしましたが、夕食の時間になりました。
その前にフロントで「熊が出るのはどこですか?」と聞くと「散歩コースに出ます」というのです。その地図に「熊にご注意!」と書いてあるのです。
熊が出た場合の注意事項が書いてあります。
■熊に遭遇したら遠くにいる場合はそっと立ち去る。
■近くで出会ったら、石や棒きれをなげつけてはいけません。
■背中を見せて逃げるとクマは本能的に襲ってくるので走って逃げない
■死んだふりをしても助からない
「なるほどな」、と思い東京で買ったお土産の鮭を片手に散歩コースを歩いたのですが、残念ながらこの日はクマに会えることはありませんでした。
夕食の時間になり、夕食を食べましたが凄く美味しい料理です。大満足です。ビールを飲もうと思ったらジョッキが乳白色の陶器でキリンの生ビールが出てきて、とても美味そうなのです。「これ、ビールなの?」と聞いたら「ビールです」と仲居さんが答えました。あまりビールは飲めないのですが、それで飲むとビールが美味いのです。陶器でできたビールの入れ物です。食事は大満足です。
最近、夜の食事はロクなものが出ませんが、ここは全て美味しい食事でした。朝の食事もよかったし、朝の8時には宿を経って一路、東京に帰ってきました。
※四万温泉(しまおんせん)の由来は、「四万の病が治る」ことからこの名前がつけられました。
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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5
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