満開です
東京にも雪が積もった先月の29日、チョットだけ咲いていた「河津桜」をご紹介しましたが、今満開です。
あの日から今日まで、毎日少しつづ蕾を広げ満開を迎えました。
これから先は、一週間ほど満開のままでいてくれて、そして咲いた順から萎んでいきます。散る、のではなく「萎む(しぼむ)」のです。
萎んでしばらくは濃いピンクの状態で、それから梅干しの様な赤色になり、最後は茶色になって終わります。
最初に咲いた花びらは最後に咲く花びらを待って、一週間を一緒に咲き競い、盛り上げ、花としての最後を迎ます
最後に開いた花びらは、ソメイヨシノに後を任せるかの様に、ひっそりと萎んでいきます。
それから 葉が出て来て枝々を若葉が覆い、それが深い緑になる頃に「アメリカンチェリー」を小さくした様な実をつけます。
お楽しみはそれからも始まります。
春から夏にかけて、その実を食べに鳥たちが訪れます。
鳥の種類は「焼き鳥」しか知らない私です。
名前の知らない美しい羽を持った色々な種類の鳥が、さくらんぼを食べに来ます。
私もハッピーも大喜び!(ハッピーは違う意味で)。
本当に静かに静かにカーテンを開けないと神経質な鳥達は飛び立ってしまいます。
私は息を飲み込み、ハッピーは興奮の余り、立ち上がって「きんちゃん走り」を始めます。
楽しみ方はそれぞれですが、私たちは河津桜のお陰で季節の変わり目を知るのです。
今が一番誇らしげに咲いていていますが、これが咲き終わると本格的な春爛漫の季節です。