高く登ろうと思うなら、
自分の足を使って登らなければならない。
高いところへは、
他人によって運ばれて行ってはならない。
人の背中に乗っかって行ってはいけない。
～フリードリヒ・ニーチェ～
（19世紀ドイツ）
高い理想を実現しようと思うのであれば、どんなに
苦労が多くても、自分の力で努力していくことが大切です。
人によっては、その苦労に堪えられなくなり、
「人の背中に乗っかって行こう」などと考えることが
あるかもしれません。つまり、自分はこれといった
努力はせずに、後は他人任せにしてしまうのです。
場合によっては、すべてを他人に頼って、成果だけを
ちゃっかりと自分のものにしようという人もいるかも
しれません。しかし、それでは、理想を実現したという
満足感は生まれません。自分への自信も生まれないでしょう。
それどころか、他人に頼ってばかりいる様子を周りから
見ていた人たちから、「あの人は努力しない」
「あの人はずるい」などと言われるかもしれません。
そうなれば、一層、自分への自信を失っていくことに
なるでしょう。そうならないためにも、高く登ろうと
思うなら、自分の足を使って登ることです。
たとえば、明治維新の英雄である坂本龍馬や西郷隆盛も、
他人に頼らずに、自分の力で困難をのり越え、自分自身で
苦労し、高い山を登り切った人だったと思います。
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