保護者様へ、学校実施の実力テストの結果の見方、お子様へのアドバイス方法について | 青森県八戸市個別指導進学塾/勉強ナビ塾長のGO FOR DREAM

保護者様へ、学校実施の実力テストの結果の見方、お子様へのアドバイス方法について

個別指導進学塾の勉強ナビでは、学校実施の実力テストの結果(個人成績表と答案用紙)を提出してもらっています。塾は塾なりの分析を行っていますが、今日保護者の方にお子様の成績表を見て、確認して欲しい点をまとめました。ちょっと長いですが、お付き合いください。

 

(実力テストとは)

実力テストは、学校で実施されるもので、主に中学校3年生は月に1回程度受けます。合計点数は志望校の点数ラインに達しているかどうかの判断基準となり、青森県立高校の入試出題傾向にも沿っているので、とても大事なテストです。一例ですが、当塾の分析では、八戸西高校普通科は平均で360点必要と出ています。その他の高校も基準を設定しています。またその年度によっても上下しますのでご注意ください。

 

 

(成績結果の見方について)

では実力テストの成績結果の見方について、ご紹介したいと思います。

まず、注意してみていただきたいのが平均点です。これは実力テストに限ったことではありません。実得点だけを見てしまうと、「あれ?結構高いじゃん。」、「こんな低い点数をとってしまって大丈夫なのかな・・・。」といった印象を受けてしまいがちです。しかし、実得点はその子だけの点数。テストには、簡単なときもあれば難しいときもあります。よって、平均点を見て、もし上だったら相対的にその点数は高いと判断してください。低かったら危機感を抱きましょう。平均点を見れば、難易度が分かり、客観的に子どもの点数を分析できます。平均点からもっとも点数の差がある教科が苦手教科となると思います。志望校合格に向け、苦手教科の克服はもっとも大事だと思います。また得意教科を複数持つことも大事です。本番は1回だけです。その1回で自分の実力を発揮できる準備の材料として平均点との差を確認してください。

 

次に教科ごとの得点率です。各教科、大問ごとに棒グラフとダイヤマーク(◆)で、得点率が表されています。棒グラフとダイヤマークが意味することは試験作成元によって違いますが、大事なのは子どもの得点率が全体の平均得点率を下回っているところがないかどうかです。下回っているところがあれば要注意。苦手分野か完全に忘れてしまっている分野なのかもしれません。単に問題文の読み違えなどのケアレスミスの可能性もありますが、いずれにせよ子どもに確認しなければなりません。逆に考えれば、点数を伸ばせる分野をみつけられたということ。当塾でも、気になるところがあれば子どもに確認し、苦手克服の対策に役立てています。

成績表と一緒に付いてくる答案用紙のコピーも忘れられがちですがとても大事です。子どもがどういうふうな解答をして不正解になったのかがこれを見るだけでわかります。空欄であれば全くわからなかったか時間が足りなかったということになります。

 

 

(お子様へのアドバイス)

これらのことを踏まえて、子どもにどうアドバイスをしていけばいいかを書いていきます。

まずは子どもの志望校に必要な点数を把握し、点数が足りていなかった場合、平均点を考慮してあと何点足りなかったのか?を伝えてあげることです。目標が定まれば、子どもはあとどのくらいがんばらなければいけないのかがわかります。また、解けていない分野の問題の見直し・解き直しをするようにさせてあげた方がよいです。そのまま放置しておくのは、せっかくテスト中に目にした問題の解き方があやふやなままで終わってしまいます。

もちろん、すべて完璧にする必要はないということは意識しておいてください。志望校に必要な点数が最終的にはとれればいいので、ライバルが失点しなさそうな問題に絞ってあげれば子どもの心理的負担も減ります。

再度に一番大事なことは、褒めることです。成績表を見て、必ず良い箇所を探して褒めてください。子供は、親から「点数下がった」「怒る」「勉強しなさい」と言われると勉強に対するやる気が下がっていきます。本当に逆効果となります。ぜひ、褒めて→そのあとにアドバイスという流れを意識してみてはいかがでしょうか?

 

お子様の志望校合格に向けて、ぜひお子様への声掛けの手法を工夫してみましょう。塾でもこの声掛けを一人ひとりのお子様へ工夫し、勉強が前に進む原動力になるようにアドバイスしています。