ウルトラクイズの初代司会者トメさんと、2代目の福澤さん。

この二人の司会のいちばんの特徴とはなにか?

みなさんイロイロご意見あるかと思いますが、ボクのなかでの勝手なイメージをそれぞれヒトコトで言うなら、

トメさんは「翻弄」じゃないかと思うんです。

 

いきなり途中から南米と北米に分ける(10回)、いきなり名古屋で大敗者復活戦をやってみる(11回)、寒いトコから暑いトコまで一気に回る(12回)、定番クイズをほとんどやらない(今世紀最後)etc…

番組自体の予算とかもあるでしょうし、数多くのスタッフさんがイロイロな案を出して会議を経てのコトでしょうけど、

トメさん時代のウルトラは各回なにかしら、視聴者や挑戦者のみなさんが「ええぇ~!?」となる要素があった気がして、

その極致が14回のあの「バック・トゥ・ザ・フューチャークイズ」じゃないカナ?なんて思ってます。

そして「翻弄」といえば罰ゲームとかドッキリのときのトメさんのウレシそうな顔ったら!(笑)あんなにドッキリかける時ウレシそうなのはトメさんかロンブーの淳さんぐらいだと思いマス(笑)

 

トメさんが「翻弄」なら福澤ウルトラの特徴はなにか?

「緊張と緩和のゼツミョーなバランス」(「空を見ろぉ~!!!…イイ天気ですネェ~(^^)」とか(笑))などイロイロあるのですが、

いちばんの特徴は「戦いへの意識づけ」じゃないかと思ってます。

2度目の司会になった16回のドームでのたくさんの名フレーズに、そのあたりが特によく現れてるんじゃないか、と個人的には思います。

たとえば

 

「どうやらウルトラクイズには、人の人生を変える、不思議な、そして大きな力があるようです!

それを私は『ウルトラレボリューション』と呼ぶことにいたしました!!」

「夢取り合戦ニューヨーク、戦いの場へようこそ!」

「勝利への道は、険しければ険しいほど、そこで手に入れるものは大きいはずです」

「(通過人数が100人に戻って「えぇ~!?」という挑戦者たちに)

えぇ~!?じゃなぁい!!!

勝利へのおたけびは『おぉ~!!』のはずです!!」

「夢を、現実にいたしましょう」

 

どうでしょうか?ボクなんか書いてるうちにイミもなくタマシイが燃え上がってきちゃいました(笑)

勝負への意識が挑戦者のみなさんにも知らず知らずに植え付けられたのかはワカラナイですが、福澤ウルトラの2回って「情にほだされる」挑戦者の方がいなかったような気がします。

お子さんのコトがアタマによぎった12回の内田さん、酒井さんを攻め切れず負けそうになった同じく12回の大江さん(それぞれめちゃめちゃ名場面ですが)とは対照的に、

15回の新大陸封鎖クイズも真っ向からみなさん潰しに行かれてましたし、16回の「パソコン父ちゃん」野上さんもホンワカしたフンイキとは裏腹にクイズ中は本気モードで、「FNS」でもゲート経験のあるような猛者たちと互角以上にわたり合った。

それでいてその後にギスギスしたフンイキは残らず、ステキな旅になったのは、

福澤さんと番組がずっと掲げ続けた、「明るく楽しい生存競争」の精神が挑戦者のみなさんに息づいていたからじゃないカナ、と思います。

あらためてお2人の司会のウマさ、という以上にヒトとしてのスケールの大きさにうならされるボクです。スゴいよナァ~(^^)