生徒が選んだ本①『天国の犬ものがたり』 | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

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こんばんは、塾代表の大西ですニコニコ

これからちょこちょこと、よもぎ塾「読書プロジェクト」で生徒が選んだ本を紹介できればと思います。

今回はこちら!

天国の犬ものがたり~未来~ (小学館ジュニア文庫 ほ 1-3)/小学館

¥702
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わんちゃんの表紙がカワイイ1冊です。
コミックで発売されていたもののノベライズ本のようで、つい最近、12/24に発売されたものです。
犬と人との絆を描く、感動ストーリーが収録されているとのこと!

これを選んだ子は、「犬が好きなので」と言っていました。でも、純粋なハートの持ち主さんなので、読みながら泣いちゃうのでは……?にひひ
感想を聞くのが楽しみです!

最近は「涙活」(るいかつ)なんて言葉も出てきているように、ちゃんと泣いてスッキリする、ということも人生を豊かにするために大切だと言われています。
大人もこの本を読んで純真な気持ちに戻り、ちょびっと涙を流してみるのもいいかもしれませんね。


ちなみに……この表紙のわんちゃん。
模様が、私が子どもの頃に買っていた犬にそっくり!
小学3年生の頃、登校中に見知らぬ大人に「これあげるから、持って帰って!」と急に渡されたのが、そのわんちゃんでした。
まだ目もあいていない、ピンク色の地肌が見えている生まれたての小さな小さな赤ちゃん犬。
渡されたときには犬なのか何なのかわからず、とにかく学校に連れて行って先生たちに1日面倒を見てもらい、放課後に家に連れ帰りました。

連れ帰る頃には先生に「これは犬の赤ちゃんだよ」と教えてもらい、ティッシュ箱に入れられてすやすや眠っている様子がとてもかわいくて……。
でも家に帰って「飼いたい」と言ったら親はもう大反対。我が家は商売をやっていて、1Fがお店や作業場、事務所になっているので、大人の犬は飼うことができないのです。
それでとりあえず保健所に連れて行かれてしまったのですが、保健所に行く途中で親も情が移ったようで、健康状態だけ見てもらって、また連れ戻してくれました。

ところが保健所では「生まれてからすぐに放置されてしまったようで、すぐ死んでしまうかも」と言われてしまったのです。
我が家はそれからお店の従業員の人たちも含めて総動員で、とにかく体をしっかり温めてあげて、寿司についてくる魚の形の醤油入れをほ乳瓶代わりにしてミルクを飲ませ、面倒を見ました。
そんなこんなで一命を取り留めたその子の名は、「ピック」ちゃん。
ピックというのは、最初私が、犬を受け取った時に「豚の赤ちゃんかな?」だと思ったからです。
「ピッグ」では言いにくいので「ピック」にしました。

そんなこんなでとにかく1年間子犬のピックを育てて、1年後には、庭のある祖父母の家にお引っ越ししていきました。
その後、「すぐ死んでしまうかも」なんて言葉が嘘のように、ピックは長生きしてくれました。
私が大人になるまで、15年くらいの大往生でした。
きっと今頃天国で、好物のクリームシチュー(タマネギ抜き)を堪能していることでしょう!


あれ、〝ちなみに〟のほうが長くなっちゃった。
動物好きな子はぜひ、この本読んでみて下さいね~!