歴史が苦手…な子にはこの1冊! | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

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こんにちは、塾代表の大西ですニコニコ

今日は本のご紹介。

歴史が苦手な子にオススメの1冊です。

いっきに! 同時に! 世界史もわかる日本史 (じっぴコンパクト新書)/実業之日本社

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いっきに! 同時に! 世界史もわかる日本史<近現代編> (じっぴコンパクト新書)/実業之日本社

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「世界一受けたい授業」(日テレ)にもよく出られている、日本史の河合敦先生による著作ですが、これはとってもわかりやすい!!

中学の歴史の授業で私がいちばん「ううっ」となったのが、世界史と日本史がごっちゃに出てくるんですが、どの出来事とどの出来事がどう関わっているのかがわかりづらく、また、世界のどの出来事と日本のどの出来事が同時期なのかがうまく頭に入ってこない……というところでした。

だから、もう1つ1つの出来事の年号をとりあえず覚えて、その説明をノートに書いて……と、すべての関連性は気にせずバラバラに覚える方法で勉強していました。
これ、本当はあまり効率がよくないんですよねしょぼん
本当は物語のように全体を1つの流れとして関連づけながら頭に入れていった方が、理解度も上がりますし、すんなり頭に入るはずです。
でも、当時私にはそれができませんでした汗
なので、結局ムリヤリ1つ1つを詰め込んでいく力技で乗り切りました。


さて、上記に挙げた2冊の本は、そんな問題を一気に解決してくれます。
世界の動きと日本の動きを、時系列ごとに同時にわかりやすく解説してくれているんです。
教科書よりも、うんとわかりやすい!

たとえば、日本で応仁の乱が起こって、以降群雄割拠の戦国時代に突入するという直前、ヨーロッパではジャンヌ・ダルクが活躍して英仏百年戦争がフランスの勝利で終戦。そしてレオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェリ、ミケランジェロらが活躍したルネサンスが最盛期を迎えます。
また、ヴァスコ・ダ・ガマやコロンブスらが新航路を開拓する大航海時代にも入っていきます。
日本は戦国時代、つまりひとつの島国の中の国盗り合戦でわーわーやっているときに、ヨーロッパでは自国を飛び出して海の向こうへと進出を目指す英雄たちが活躍していたわけですね。

ルネサンスが最盛期を迎えると、西洋では宗教改革も始まります。
そういえば、日本にも宣教師がやってきましたよね。スペインの宣教師、フランシスコ・ザビエルさん。
彼は鹿児島にたどりついて、日本で布教活動を行いました。
この時期、ポルトガル人たちが種子島に訪れて、日本に鉄砲も伝来させています。

……という感じに、同時期の世界中の出来事を、日本史と並べてわかりやすく解説しているので、「へえ、ヨーロッパのこれと、日本のこれって同じ時期だったんだ」という新しい発見がたくさんあって面白いのです。

また、本書には随所に手塚治虫のマンガが使われています。
歴史上の出来事に関連する手塚マンガのコマが掲載されているのですが、、、これを読んでいると、手塚マンガを一気にいろいろ読んでみたくなりますね~。

オトナの学び直しにもオススメですが、歴史が苦手な中学生はこんなふうに使う手も。

★本書を参考にしながら、日本史・世界史の簡単な同時年表を作ってみよう
★学校で習った重要な言葉にはマーカーで印をつけて、その説明を本を読みながら簡単にノートにまとめてみよう


ただ教科書とにらめっこするだけじゃなくて、こうして自分が「頭にすんなり入りそうな本」を見つけてみるのもよいのではないでしょうか! Let's 図書館!