レッスンをもっと利用してほしいという話 | Casa de Violin

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バイオリンの家。
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レッスンをする時って、当たり前ですが生徒さんとコミュニケーションを取るわけじゃないですか。

小学校高学年~大人の生徒さんとはいろんなお話をさせてもらえて、楽しい時間を毎回過ごさせていただいています😌
(厳しくレッスンする日もありますけどね!笑)




で、私としては大人の生徒さんに限らず、子供の生徒さんともたくさんお話ししたいわけなんですよ。

レッスンに関係なくても、なんのアニメが好きか、何するのが嫌いか、誕生日がいつかとかいっぱい聞かせて欲しいし、レッスンの中でも出来る限り私のお話に耳を傾けてもらえるように、目線を合わせて、目を見てお話したいんですね。

毎回たった30分のレッスンだけど(子供だと実質ちゃんと出来てるのって正味20分くらい。習い始めは特に。)、そうやって語りかけていくことでだんだん心を開いてくれるというか……
自分からいろいろ話してくれるようになるんですよ。

子供って優しいですよね。
初めて会った得体の知れない人間も、何回か言葉を交わしていくうちに受け入れてくれるんですから。

まあ私の包容力の賜物ともいえるでしょう😌








ただね、そこに保護者の方が入ってきてしまうと、

『私⇔生徒』

ではいられなくなるんですね。
「そこちがうでしょ!」
と後ろから保護者の声が入るだけで、

『私→生徒→保護者→私』

になるんですよ。
私がどんなに生徒に話しても、生徒はお母さん(お父さん)の方を向いてしまうんです。かなしい。


大前提として、子供のバイオリンの上達には保護者の方のご協力が必要不可欠です。
子供のレッスンを聞いてもらって、お家で先生の言っていたことを思いだしながら子供の練習のサポートをして、ようやく子供のレッスンが成り立ちます。
熱意があるからこそできることです。
たぶん『子供ができていないこと』を、私よりもずっと理解してらっしゃると思います。

「そこちがう!」と言いたくなってしまう気持ちもわかります。
左手の親指の位置が違っていたら、ひょいっと直したくなりますよね。
熱意のある方は余計そうだと思います。



わかります。わかるんですが。
先生とのレッスンの間は、そこをぐっと我慢していただきたいのです。
月に2回か3回の30分間は、「先生・お母さん(お父さん)と生徒のレッスン」ではなく、『先生と生徒のレッスン』として使わせてほしい。

レッスンを家での練習の延長として受けるのではなく、
『先生の前で成果を披露する場』として受けられるように。

レッスンの適度な緊張感と、メリハリを無くさないために。
(あと単純に私が生徒とお話出来なくなるのがさみしいので。)



お子さんが出来ていないこと、先生はレッスンで弾いてもらえればわかります。
そしてそれがどうしたら改善するかも、先生にはわかっています。
家でお母さん(お父さん)に言われてたことを、先生にも言われた。それが子供の意識を変えるきっかけになったりもします。

だから、レッスンを受けている時間は思う存分先生を利用してほしいのです。
バイオリンを生業にしているからこそ培われてきたものを、全力で発揮している時間なんですから!









…こんなに長い記事になる予定じゃなかったのに(笑)
でも、文章にするといろいろ整理されて頭がスッキリしました😌
いろいろうまく伝えられそう。レッスンの日が楽しみです!