調律師が黙々と調律する作業…


よくある、同じ音をピコーンピコーン弾いてるアレ。

何してるかさーっぱり分からないと思います口笛


今日はそんな、何やってるかよく分かんない作業を解説しようかと思います。



調律師の仕事内容は…


調律…弦を伸縮させ、正しい音の高さにすること。(弦楽器のチューニングと一緒)
整調…アクションや鍵盤の調整をすること。(タッチに関係する。)
整音…弦を叩くハンマーを整え、音色を調整する。(ハンマーフェルトに針を刺したり削ったりする。)
張弦…弦を張る作業。


この4つがメインです。



他にも私は塗装、傷修理、消音取り付けなんかもしますが、今回は調律について、少し解説していきます。


調律中に何してるか?それはかんたんに言っちゃうと、


①音叉でラの音を取り、それを基準に他の音も基音を作る。

②基音に合わせてユニゾンを合わせる。


という事をしています。



①の「音叉でラの音を取る」という作業に関しては、ギターやら弦楽器経験者なら誰もが通る道なのでご存知かと思います。


ま、今の時代、弦の少ない楽器はチューナーで合わせるのが殆どなので、音叉を使った事のない方もいらっしゃるかもしれませんが。



①の音叉でラの音を作る、基音を作る…
めっちゃ大事な作業ですが、調律学校ではそれより前にしつこくしつこく習う事があります。


それは②の
ユニゾンを合わせる

これです、最初はユニゾンの合わせ方から習います。



タイトルにある
調律はユニゾンに始まりユニゾンで終わる
という格言は、私が通った調律学校(当時はカワイピアノテクニカルセンター)の先生が、鬱陶しいくらい言ってたセリフです。


この「ユニゾン」…ユニゾンこそが、
調律師が黙々と調律する作業…
よくある、同じ音をピコーンピコーン弾いてるアレ。」
なんですね。はい。


ではユニゾンとはなんぞや?


6弦ギターやバイオリンは各音(開放弦)に対し、弦が一本張られていますが、ピアノは低音の一部は二本、中音から三本張られています。


かんたんに言っちゃうと、真ん中のドの音は一本の弦が鳴ってるわけではなく、三本鳴っているのです。


つまり、三本が全く同じ音でないとだめなんですね。


例えば…


①ユニゾンが三本中、一本違う場合…



ちょっとワワワワーンと聞こえるの分かりますか?


この気持ち悪い音を三本同じ音にするためには
ユニゾンを合わす
という作業を行います。


ユニゾンを合わせ、三本が同じ音の高さになると…


②合ってる音



こういう真っ直ぐな音になります。


強く打鍵しようが狂いにくいユニゾン、それこそが調律作業の大前提となるんですねー。


これを88鍵(最低音1オクターブくらいは1本弦なので、ユニゾンはないですが)、基音に対してユニゾンを合わせてく…
だから同じ音をピコーンピコーン一時間くらいやってるんですわ。



聴いてる方からすると、眠くなるメロディですが、調律師は真剣ですニヤニヤ


ピアノによって癖もあるしねー



ちなみに…


たまに聞かれる「調律学校の試験はどんなものがありますか?」という質問ですが…


今は分かりませんが、私が行ってた調律の学校の入所試験は、
ユニゾンが合ってる音には◯
微妙な音には△
全く違う音には✖︎を付けなさい
みたいな感じのテストがありました。20年前ですが…。



上の動画でいうと、 ①の動画が△、②の動画が◯…かな?
どれくらい狂った音が出題されてたか忘れてしまったけど真顔


きちんと調律されたピアノを聞き慣れてる方は、おそらく聞き分けられると思います。



(※厳密にいうと、上の②の動画でも、弦自体が唸っているから、ぴったり三本が同じ音とはいえません。50年以上前のピアノなので、一本で鳴らしても音がうねったりしてます)



調律学校に入ると二か月くらい、ユニゾンを叩き込まれます。


中音はね、いいんですよ、聞き取りやすいから。


でもピアノは88鍵ありますからねー、低音が苦手派と高音が苦手派に分かれました。


…ユニゾン話はまだまだありますが、続きはまた改めて口笛


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調律は目に見えない作業の為、調律師の技術の差が生じやすい仕事だと思います。



しかし、私は自分が携わる事によって、最大限の能力を発揮出来るような調律&整調をしていきたいと思っております。



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