小田急本線の通る伊勢原市に鎮座する伊勢原大神宮(いせはらじんぐう)です。
伊勢原といえば、大山阿夫利神社が有名ですが、
当社は、伊勢原駅から県道を北上して15分ほどでしょうか。
創建は江戸時代初期とされ、伊勢と鎌倉から大山詣に訪れた二人がこの地を開墾し、
その鎮守して一人の故郷伊勢より神宮の神を勧請したのが由来だそうです。
創建時より内宮と外宮の二社を並べた形式の社殿となっているそうです。
他ではあまり見かけない形式なのかもしれません。
二社の中央には大きく育った楠木の御神木がそびえています。
二社の向かって左側が御祭神を天照皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)とする内宮、
右側が、豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)を御祭神とする外宮です。
現代的な感じもする社殿はバランスが良くとても美しいです。
HPには、旧社殿の小さな写真も掲載されていますが、こちらもなかなかいい感じがします。
イチョウや欅の御神木の枝ぶりも素晴らしく、生気を感じます。
外宮の右手奥には、春日神社がお祀りされています。
ふと立ち寄ることにした伊勢原大神宮ですが、
地元の人に大切にされ、柔らかく暖かい気に満ちた境内は
ほっとするような安堵感を得られる素晴らしい神社だと思いました。
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