こんにちは
息子に会うため僕が命がけで闘っているミツカン父子引離し事件が、昨日(6月24日)、英タイムズ紙で大きく報じられました。
↓記事リンク(英タイムズ紙)
同新聞は、英国で1785年に創刊した世界最古の日刊紙で、同国内の世論形成に大きな影響力があります。
※ 2018年、オックスフォード大学のロイタージャーナリズム研究所は、同紙を、"英国で最も信頼されている全国紙"に選出しました
そんな同紙が、
食卓に並ぶ食品を作る大企業が、組織ぐるみで親子を引き離しても良いのか?
と問題提起をしました。
実は、ミツカン父子引離し事件は、英国人にとっても切実な問題です。なぜならば、ミツカンは英国の有名食品ブランドのオーナーだからです。
具体的には、ミツカンは、英国内で誰もが知るスイートピクルスのNo.1ブランドのBranstonを2012年に買収しました。
(↓記事リンク)
↑ブランストンの写真:英タイムズ紙の本件記事より引用
つまり、ミツカン父子引離し事件は、英国人にとって、
英国の家庭の味を作る企業が、人権侵害をしても良いのか?
という重大問題なのです。
さて、
取材時のエピソードを一つご紹介します。
そもそものきっかけは、取材依頼があったので僕が応じたのですが、僕は、「記事の内容は事前に一切教えられず、あなたに肩入れすることもない」と言われました。
そして、同時に、「お話が事実であれば、悪質な人権侵害の事件である」とも言われました。
僕が感じたのは、英タイムズ紙が、メディアとしての矜持を明確に持っていることでした。
特に驚いたのは、同紙が、ファクトチェック(事実の裏付け)を徹底的に行なったことです。”これでもか”という程に、事実確認にこだわっていました。
英国は、公正さ(フェアネス・fairness)を重視する国として有名ですが、そんな同国の大手メディアが、ミツカン父子引離し事件を人権侵害や子どもの権利の侵害として重視したことの意味は大きいと思います。
以上、取り急ぎ、ご報告申し上げます。
改めまして、いつも暖かい応援を下さり誠に有難うございます
中埜大輔
写真引用元:英タイムズ紙
Reference source : The Times