※ 本日の記事は、前回の記事の続きですので、
まだ読まれていない方は、
ぜひ先に、2-49(←リンク) をご覧ください。
出産から約１週間後、
僕達夫婦と息子の家族３人は、
産後施設から ロンドンの自宅へ戻りました。
夫婦で
それまで生活していた自宅に
息子が加わると、
家族が増えて
3人になったんだなあ
と改めて実感しました。
赤ちゃんの存在感は特別で、
家の中が、更に
パッと明るくなったようでした
育児グッズも一気に増えて、
子育て中心の生活に
様変わりです
同時に、僕達夫婦は
これまでにも増して 一体感が生まれ、
絆が深まったようでした。
買い物は必ず
家族３人で出かけ、
毎週末の午前中には、
近所のファーマーズマーケット(青空市場)
で一週間分の食材を買い込みました。
肉、魚、野菜、果物など
生産者が直に販売するスタイルで
新鮮な食材がたくさんあり重宝しましたし、
ご近所さんと顔を合わせたりするので
地元の方々とのふれあいもあり、
とても楽しい時間でした。
まさに平和で、
ゆったりとした
幸せな時間でした
もっとも…
家族３人水入らずの生活が、
このまま平和に
過ぎていくことはありませんでした。
僕達が、
ロンドンの自宅に戻ってから
わずか数日後のことでした。
僕に無理やりサインをさせた養子縁組届出書を手に、日本に帰国していた義父母が、
部下であるミツカンのH川社長とK島常務に
指示を出して、
僕達夫婦と会議を行うように
命じたのです。
H川社長とK島常務 曰く、
養子縁組書類へのサインを求めたのに
その場ですぐに
僕がサインをしなかったこと。
そして、
一日待って頂きたいと言って
逆らったことに対して、
代表ご夫妻が（義父母が）
大変ご立腹である。
というのです。
会議は日本と英国で、
テレビ会議で行われることになりました。
その当日…
僕は、
憂鬱な気持ちで、
席に着いたのでした。
