それは

 

息子の生後半年ごろ

 

でした。

 

 

 

僕は 

 

育休を1年間とって 

 

育児に集中していましたので

 

 

 

この頃には 息子の泣き声や表情 もちろん笑顔から

 

息子が何を望んでいるのか 

 

だいたい分かるようになっていました。

 

 

 

乳児は ほんとうに正直ですよね。 

 

 

 

抱っこした時間や 与えた愛情の分だけ 

 

絆(きずな)が深まっていくことを実感しました。

 

 

 

息子にしてみても

 

毎日 お風呂で体をきれいにしてくれ、

 

食事を食べさせてくれ、オムツを替えてくれ、寝かしつけをしてくれる人が 

 

父親なのだと理解していたはずです。

 

 

 

その表情や笑顔を見れば

 

父子の絆(きずな)が 強固であったことは 

 

明らかでした。

 

 

 

僕は 息子の 無邪気な笑顔を見るだけで 

 

心から 幸せな気分になり

 

この子を 守っていきたい 幸せにしたいと 強く思っていました。

 

 

 

そんなときでした…

 

 

 

絶対に表に出るはずのない

 

重要書類 を

 

僕が発見してしまいました。

 

 

 

僕は 父親ですので

 

追い出す とか片道切符 とか、

 

種馬(たねうま)とか言われれば

 

 

 

息子との絆(きずな)を守るために

 

必死になるのは当然だと思いますが、

 

そんな中、偶然発見した書類だったのです。

 

 

 

この書類には

 

打ち合わせが 行われた 日時・メンバー・内容

 

克明(こくめい)に記載されていました。

 

 

 

作成者はミツカン常務で、

 

代表取締役への

 

いわゆる報告書でした。

 

(以下「問題の報告書」といいます)

 

 

 

問題の報告書から

 

次のような 驚愕の事実が 

 

発覚しました。

 

 

 

それは…

 

 

 

まず第一に

 

 

 

ミツカン代表取締役たちが

 

僕と息子を引き離す目的 で

 

ミツカン顧問弁護士と 打ち合わせを繰り返していたこと。

 

 

ほんとうに 父親として 見るに耐えない内容でした…

 

 

 

そして第二に

 

 

 

ミツカンの法律顧問を務める大手法律事務所である

 

森・濱田松本法律事務所 (もりはまだまつもとほうりつじむしょ)

 

および名古屋の弁護士が

 

ミツカン代表取締役たちに対して

 

信じがたい内容の助言をしていたことです。

 

 

そこには次のように記載されていました。

 

 

 

森濱田、●●先生と相談し、以下の意見をもらった。

 

 まずは別居の方法を

 具体化してはどうか。

 おおきくは

会社として日本への異動」

 の選択肢が考えられる。

 

※ 上記赤字は、問題の報告書に記載されていた文言そのままです。

ミツカンは、代表取締役から依頼を受けた常務がこの報告書を作成したことを認めており、内容が事実であることを認めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ? 

 

 

 

僕は この報告書を読んで

 

椅子から転げ落ちるほど

 

びっくりしました。

 

 

 

これって どう控えめに見ても 

 

一線を越えているのでは?

 

 

 

全身に衝撃が走ったのを 

 

昨日のことのように覚えています…