2018年12月、妻に癌が見つかり
長く短い闘病生活が始まりました。
癌発覚と同時に妻は毎日、日記を
書いてました。
闘病中の妻の思いをノートの記述を
通して紹介したいと思います。
(基本、原文のままです。一部、省略した部分もあります)
ちなみに、私がこのノートを読んだのは、
妻が旅立った日の夜。
一晩中、寝ないで妻の隣で読みふけりました・・・
10月15日火曜日
おはようございます。。。
え~ 昨日はおかげさまで、熱はなかったのですが、
ちょっと夜より、右の側胸部あたりが、つっぱるような
痛みがあり、 ウトウトとしか寝れてません・・・
一応、先生に診ていただいたところ、
〇×▽ということでした。
一応、○○に伴うメンタル的なものか、わかりませんが、、、
SPO2 90から92ということで、なんとなく息苦しさも
感じるので10時くらいから酸素1㍑してます。。。
そして、今日の夜から〇〇〇の点滴も寝る前にして、
寝ましょう ということで、オーダーに入れてもらいました。
日に日になんとなく、自分でも怠く倦怠感強く、
しっくりきません。。
昨日、めっちゃんとかなえちゃん面会に来てくれました。
足浴やら、介助、あとアイスクリームなど買ってきてもらって、
ありがたいことです。
ちょっと、その疲れもあったのか?
夕方から木村さんが面会に来てくれたようですが、
ちょっと対応が難しいかな?と自分でも思い、
遠慮させていただきました。
本当に、申し訳なかったです。
あと、少しづつ復活すればいいのですが、、
前向きに頑張ります。
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(解説)
〇×▽:もう、この日は声も掠れて、時々、何を言っているか
わからない部分もあった。。。
この頃、日に日に衰弱していき、面会も疲れると言って
制限している。実際、やつれた姿でお相手することも
嫌だったこともあったのではないか。。
しかし、この音声の翌々日には旅立つのだが、まだ記録を
残す気力があるのは、すごいと思う。
病室は広く、快適だが、あの広い部屋に一人で寝ているという
のは、どんなに寂しく心細かっただろうか・・・と思うと
改めて、何かできなかったものかと悔いが残る・・・
そして、これが
本人による闘病記録の
最後です。
これまで、お付き合いいただき
ありがとうございました。
この翌々日に妻は旅立ちました。