2018年12月、妻に癌が見つかり
長く短い闘病生活が始まりました。
癌発覚と同時に妻は毎日、日記を
書いてました。
闘病中の妻の思いをノートの記述を
通して紹介したいと思います。
(基本、原文のままです。一部、省略した部分もあります)
ちなみに、私がこのノートを読んだのは、
妻が旅立った日の夜。
一晩中、寝ないで妻の隣で読みふけりました・・・
おはようございます。
昨夜は、お熱もなく、まずまず3:30くらいまで寝れました。
それからワンショットしてもらい、6:50くらいまで寝ました。
昨日は昼間に38.7℃くらいまで高熱がでました。
解熱剤で下がりましたが、ちょっと昼間しんどい時ありました。
面会の方は、なんと! 支援学校でお世話になりました、
S先生が、わざわざ来てくれました。
どうやら夫が豊川の支援学校にお手紙を出して、ここに入院
していることがわかったようです。
夫へ。ありがたいですが、ビックリしました。
でも、ありがたかったです。
そして、「ひかりっこ」から木村さん、鍬さん
また来てくれました。
3人一緒の時間になり、楽しい時間を過ごせました。
やはり、夜になるとあれやこれやと思うこともあるので、
面会に来ていただけると、嬉しいです。
今日は朝、37.1℃。微妙な熱ですが、午前中でるのでしょうか?
このまま微熱であって欲しいです。
当事者になって、わかることは熱など、ちょっとした症状で
メンタル的に、参るということです。
そして、ちょっとした物の位置とか、そういうことが
わかっているつもりで、私は今までやってたつもりだけど、
多分、本当のところは業務に流されて仕事してた部分も
あったのかな~と反省するところも多いです。
そろそろ、症状も不安定なのでビデオレターの作成に入らないとな
思っております。少しづつ、やって行きます。
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(解説)
この日、妻は多弁でした。前日の面会が楽しかったのか?
そして、今までのナースとしての仕事のことを反省したり、
ビデオレターのことも言ってます。実際、この日の夕方に
1回目のビデオレターを撮影しました。
これは下記の動画中にでてくるものです。
また、元担任で当時は他校に移動になっていたS先生も前日に
面会に来てくれてました。S先生については⤵
妻が緩和ケアに入ったので、思い切って私はお手紙をしてました。
すると投函して2日後くらいに面会に来てくれたのです!
当日、私はいなかったので後から聞いて驚きました!
妻に「なんで、手紙なんか書いたん?」と言われましたので、
なにか余計なことをしたのか?と思ったものでしたが、他界後に
この音声を聞いて、やはり手紙してよかった と思いました。
そして、亡くなった日の夜、この音声を聞いて泣きました。