2018年12月、妻に癌が見つかり

長く短い闘病生活が始まりました。

癌発覚と同時に妻は毎日、日記を

書いてました。

闘病中の妻の思いをノートの記述を

通して紹介したいと思います。

(基本、原文のままです。一部、省略した部分もあります)

ちなみに、私がこのノートを読んだのは、

妻が旅立った日の夜。

一晩中、寝ないで妻の隣で読みふけりました・・・

本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本

 

     昨夕、ドクター訪室してくれ採血データ見ながら、はっきりした

     胆管炎症のデータでもなく、不安定な状況しかいえない感じ。

 

     そりゃそーだな、人間の体なんて複雑で、いろいろな物が

     絡み合っているんだから、その時その時で胆管炎ぽい熱とか

     腫瘍熱傾向とか・・・。

 

     WBC2600、Hb7.6と化学療法するとまた、低下する可能性大

     なので、できない。

 

     今後、化学療法の内容変えるとか内服するとかもできるけど、

     いずれにしても今のデータではできない!

 

     治験の話もしてみたけど、選択肢のひとつとしてOK。今は

     まだ、タイミング早いかな?とも思うとドクター。

 

     とりあえず、食べれるときに食べて栄養つけましょう

     ということで・・昨夕食、ちょっと食べれるだけ食べてみた。

 

     だけど主3,副5くらいだけど、夜、熱が・・22:10 38.5℃

     アセトアミノフェン2T P.O。 胃部不快も強く23:30頃

     パリマットP.Oする。

 

     その後、右側腹・腰・背中ひりひりするような訳わからん

     不快感あり。とりあえず、ロキソプロフェンP.Oする。

     少し眠れた。 大汗かいて、夜2回着替える。

 

     ナースの上野さん、栄養士さんに来てもらって相談しようと

     声掛けしてくれる。

 

     1度の食事でそこそこの量しか食べれない。分食で少しづつ

     にできるか?など。1度にそこそこの量食べると胆管のところ

     刺激しちゃうんだろうナ~。

 

     朝はとりあえず、味噌汁の汁のみとヨーグルトだけにした。

 

     今はお腹空いた感はある 体幹もお腹も本当、ボテ~としてきた。

 

     これから、もっともっと苦痛なことが待っているんだろうナ。

 

     こんなことで撃沈している場合じゃないナ~。

     

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             (解説)

     読んでいて思う。どんだけ、冷静にお自分の状況を見てるんだ

     すごい、精神力だと思う。

 

     この頃の私は、現実から逃避したくてしょうがなかった。。。