妻の癌闘病中

初めての福島県三春町へ

岩盤浴湯治に行くのに家族で

行った時のことです。

年末年始の長期間に渡る入院生活を脱し、ようやく抗ガン剤投与も始まり

投与直後こそ発熱したりしましたが、比較的安定の時期になりました。

 

このころ、妻は体にいいと言われる(思われる)ことはなんでも

試してみてました。

 

そのうちの一つが福島県三春町にある湯治施設「やわらぎの湯」

での岩盤浴による湯治でした。

この時が、利用するのは初めてで、一人で行って具合が悪くなっても

困るので、思い切って家族で行くことになりました。

 

さすがにがん患者と自閉症の小学3年生を連れての愛知から

福島までの車での移動は未知数だったので念のため余裕を持ち、

1泊目は日光の霧降の温泉付きの宿に泊まりました。

長屋形式で露天風呂がついてましたが、妻が日記にも書いてた

ように、なかなか温度調整が上手くいかず、でした。

 

それでも家族で遠出するのは久しぶり!息子も母親と一緒という

ことで、はしゃいでいたと思います。爆  笑

 

日光からは裏街道を通り途中、大内宿に立ち寄り。

私は久しぶり、妻は初めて、息子は水路の水にご執心・・・

 

会津田島で昼食を摂り、

息子は何を食べるかな?と夫婦で悩みつつ、なんだったかな?

パクパク食べた気がします。

 

三春での宿泊は家族での湯治にも対応するように、コテージが

ありました。おかげで、ここに家族水入らずで宿泊できました。

ここでも息子はテンションUP上矢印笑い泣き

 

2泊目3泊目を三春町にして、妻は1日3~4回の岩盤浴をこなし

ました。中日、父子は暇なので三春を拠点にあちこちをウロウロ。

 

土湯の新野地温泉に行ったら3月末なのに雪景色!

息子は雪でテンションUP笑い

熱い温泉にさっと入り、山から下り猪苗代湖へ

水鳥に興味しんしん星

会津には、それまでも何回か来てたのに、未登城だった鶴ヶ城へ!

 

昼食は、悩みましたが喜多方ラーメンへ

昔、新横浜ラーメン博物館にも出店していた「大安食堂」へ。

ここ、私は友人と2回くらい来たことがありましたが、

果たして自閉の息子が街場のラーメン屋に対応できるのか?

未知数でしたが、午後の遅い時間でお客もほかに1人だったので

思い切って入店。すると、息子君落ち着いて着席でき、

ラーメンも完食しましたびっくり

 

これは、この時の大収穫でした。これこそ、アンコンシャス・バイアス

だったと思います。

 

それにしても会津周辺の飲食店などは、結構な頻度で大河ドラマ

「八重の桜」のポスターを貼っている店が多い気がします。

この時でもすでに放映から6年は経過していたのに、

だいぶ年季のはいった綾瀬はるかさんが店内の壁にいました。

 

やはり「八重の桜」は会津の人に響いたんですね。

それまでの薩長側から描かれるばかりだった大河に

きちんと敗者の会津側の視点で描かれたことで会津人の

琴線に触れたんでしょうね。

 

さて、食後は喜多方の北方にある熱塩温泉へ。

渋い共同浴場に入浴。

ここもほかに地元の方などいないのを確認してから入浴。

 

イロイロとチャレンジしまくった旅でした。

この間、妻は看護学校の同級生と会って昔話に花を咲かせて

いました。

 

帰りは妻は郡山から新幹線で先に帰宅し、父子は2人でのんびり

あちこち寄り道しながら帰宅。

 

途中、那須で昼食したり、太田強戸PAでソフトクリーム食べたり

(この時の習慣がそのまま今でもルーティンになってます)

 

そして、小諸の布引温泉で入浴。ここ、私が軽井沢で仕事していた

若いころ、時々入浴していたところです。ここでも自閉息子連れでの

チャレンジでした。すいてはいましたが、他のお客さんもいました。

それでもなんとか入浴でき、受付でおばさんに「かわいいねぇ」と

言われたりしつつ、これも今では定番となった小木曽製粉所で

夕食を摂り帰宅しました。

 

この後、3回、家族で三春に行くこととなります。

 

 

 

 

 

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息子の問題行動に対してどう対応したら、どうなったか?が本になってます。

 

 

妻が癌になり私たち家族に起きた、あれこれを書きました。