2018年12月、妻に癌が見つかり

長く短い闘病生活が始まりました。

癌発覚と同時に妻は毎日、日記を

書いてました。

闘病中の妻の思いをノートの記述を

通して紹介したいと思います。

(基本、原文のままです。一部、省略した部分もあります)

ちなみに、私がこのノートを読んだのは、

妻が旅立った日の夜。

一晩中、寝ないで妻の隣で読みふけりました・・・

本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本

 

     本日、兄者とアキホが訪問してくれる。

     いつものごとく米だの水だの色々持ってきてくれる。

     ありがたい。親みたいな気持ちなんだろうナ~

 

     あと、余命がどのくらいかわからない妹とコミュニケーション

     とって悔いがないようにしたいというのもあるのかな!

 

     私が逆だったら、ここまでできるかな~?

 

     子育て中だし、自分の生活の流れの時間の中で時々、大阪に

     行く感じかも?

 

     そういう時がこないとわからないけど・・・。

     いずれにしてもありがたい。結婚もしないで気ままに

     生きてたら私の今の状況で私はどうモチベーションを持って

     病と向き合っていたんだろうナ~?

 

     今は光一もいるし、夫や兄者の気持ちを受け止められるから・・

 

     余命が短いとわかっていても前向きに与えられた命を前向きに

     とらえていこうと思えるけど。

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             (解説)

     ・兄者とアキホ ⇒ 大阪在住の妻の兄と姪。この姪も看護師に

      なった。

 

     ・親みたいな気持ちなんだろうナ~

      ⇒ 若くして両親を亡くしており、兄妹で支えあって生きて

        きたのだと思う。妻がいつまでも独身であっち行ったり

        こっちきたりで看護師として働いていたので、心配も

        あったのかな?