2018年12月、妻に癌が見つかり
長く短い闘病生活が始まりました。
癌発覚と同時に妻は毎日、日記を
書いてました。
闘病中の妻の思いをノートの記述を
通して紹介したいと思います。
（基本、原文のままです。一部、省略した部分もあります）
ちなみに、私がこのノートを読んだのは、妻が旅立った日の夜。一晩中、寝ないで妻の隣で読みふけりました・・・
本日、やっと退院だ！
退院する日もドクター、朝から顔出してくれて感謝！
1か月ぶりに普段の生活になるが・・・大丈夫かな？
脚力もかなり弱っているし・・仕事もどうする？
本日、午後、美容室へ行く。岡崎駅から店まで歩いてみたが
意外と歩けた。日常に戻ると体が反応するのか？
お昼頃、兄者来訪。米やら水やら梅やら、相変わらず色々持ってきてくれた。
ありがたい。心配の表現がそうするのかな？
昼ごはんも、わが家に気を使わせないようにコンビニでカップ麺を買って
きたりと・・・。こういう人に頼らない、なんとか自分でするところは
わが家の特徴だろう。
人に甘えられない。私もそういうところある。
まあ、うちで用意したおろしは食べてくれたが・・・。
この落ち着きのない、よく喋る兄とあと何回、きちんと会話したりできるか
不明だけど、ありがたく最後の人生の何年かくらい色々と甘えてみようかな？
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
（解説）
・本日、やっと退院だ！ ： 当日、放デイから帰ってきた息子、家に母がいる
ことに最初はビックリした様子だった。
・日記には書いてないが、久しぶりの娑婆で嬉しかったのもあるだろう、
翌日と翌々日に看護学校の同窓生や故郷の島根から友人が来てくれる
というので、お土産などをあちこち回って買い物をしている。