2018年12月、妻に癌が見つかり
長く短い闘病生活が始まりました。
癌発覚と同時に妻は毎日、日記を
書いてました。
闘病中の妻の思いをノートの記述を
通して紹介したいと思います。
(基本、原文のままです。一部、省略した部分もあります)
ちなみに、私がこのノートを読んだのは、妻が旅立った日の夜。一晩中、寝ないで妻の隣で読みふけりました・・・
早いもので20日も入院している。
黄疸をとる目的 & 検査目的入院も合併症で膵炎になったり、
一昨日は胆管を通した管が詰まっていたりと入院中も色々なことがあった。
今後もこんなことは初級編で、もっと大変なことがたくさんあるんだろうナ~。
自分の中にも色々な自分がいて・・・。一昨日みたいに熱はでる、しんどい、
周囲の人をバタバタさせていることetc・・・。
こういう時は本当、メンタル弱いナ~と思う。
夜中、ERCPへ向かう時、どうなっていくんだろう?
とりあえず、こんなことでへこたれるわけにはいかない、という思いと
交錯し、、、心の中で剛の「俺の太陽をグズグズしないで早くでてくれ~」
と歌ってみたり、いつも光一に、これを言うと指示が入りやすい言葉
「お母さんを助けてください」と言ってみたり、、、すると涙が自然に
流れてきて・・・。
きっと看護記録に感情失禁ありと書かれているんだろうナ~。
夫より朝早く、気持ちの整理のためにセカンドオピニオン受けようと
提案あり。岡崎がんセンターへ行ってみようと。
多分、同じような治療方針だと思うけど。。。。
夫の気持ち納得のためにもそうしてみるかな。
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(解説)
・感情失禁(かんじょうしっきん、emotional incontinence)とは、
情動の調節がうまくいかず過度に感情を表出してしまう情緒障害である。
・夫より朝早く、気持ちの整理のためにセカンドオピニオン受けようと
提案あり。:
この辺は少し前に本人がセカンドオピニオンの話を
ドクターにしていたので、私が「行こう」と言ったのだが・・・
この頃には病状もはっきりしてきて余命が年単位ではなさそうという
ことはわかり始めてきた。この前日の夜、この先のことを考えて寝れなくて
自分がこの先、後悔したくない意味も含めて、改めてセカンドオピニオンに
行くことを宣言した感じだった。