2018年12月、妻に癌が見つかり
長く短い闘病生活が始まりました。
癌発覚と同時に妻は毎日、日記を
書いてました。
闘病中の妻の思いをノートの記述を
通して紹介したいと思います。
(基本、原文のままです。一部、省略した部分もあります)
ちなみに、私がこのノートを読んだのは、妻が旅立った日の夜。一晩中、寝ないで妻の隣で読みふけりました・・・
昨夜、40℃近く発熱し苦しんだ。胃部不快もあった。
ERCPで入れた胆管の管のうち1本が詰まっている様子だとCTで判明。
夜中から再度、管の入れ直しとなる。
それから熱はみるみる下がった。
Dr.はじめナースの方、内視鏡の係の方、緊急に集まっていただいて、
本当にありがたかった。
夜だったので、同室の方にも迷惑かけた。
本日、朝、街〇先生、夕方、F先生 来てそれぞれ昨日のこと説明してくれた。
2人とも若いのにエライナ~。本当に頭がさがる。
昨夜、具合が悪くなる前にムンテラあり。肝生検の結果、やはり癌。
原発は不明な部分もあるが胆管癌 or 胆のう癌の可能性大。
オペできないし、抗癌剤治療についての説明などあった。
始めから結構、強めの薬で行った方がよいと思うとDr.の意見。
副作用がキツイかもしれないけど、その時は中止してもよいと。。
何もしなかったら1年~1年半、抗癌剤で4~5年延命した人も経験
していると。
抗癌剤との相性がよければいいけど。。。本当、未知の世界。
今日、F先生に癌認定医師への意見を聞きたいと相談してみた。。。
上の先生はほとんど、それを持っていて自分たちも肝臓専門の先生の
意見や、その他の先生の意見も聞いている。
セカンドオピニオンで癌センターの先生の意見など聞いてみるのも
いいかもしれないと快く言ってくれた。
ありがたい。また、夫と相談してみようと伝える。
今日はそれにしてもっ昨夜の熱で体力使ったのか?
テレビを見る気力もなく、昼~ほとんど寝ていて、ナースに
心配された。
今度は寝てばかりだったから、肩こりしてるし、また、絶食になって
しまった。
今年の正月は雑煮を作っていると光一が、ワ~ワ~言い出し、怒れてきて
家出してマックへ行った。
そんな時はきっと幸せ。お正月は当たり前でいたんだろう。
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(解説)
・ERCP:内視鏡的逆行性胆管膵管造影
・セカンドオピニオンで癌センターの先生の意見など聞いてみるのも
いいかもしれない : この後、年が明けて癌センターに行く。
夫婦で行く予定だったが、当日、体調不良で妻は行けなかった。
結果は一緒だった。
・今年の正月は雑煮を作っていると : 毎年、正月に雑煮と簡単な
おせちを作り妻の実家から持ってきていた重箱に詰めてくれていた。
妻がいなってから、雑煮もおせちも食べていない。。。。