2018年12月、妻に癌が見つかり
長く短い闘病生活が始まりました。
癌発覚と同時に妻は毎日、日記を
書いてました。
闘病中の妻の思いをノートの記述を
通して紹介したいと思います。
(基本、原文のままです。一部、省略した部分もあります)
ちなみに、私がこのノートを読んだのは、妻が旅立った日の夜。一晩中、寝ないで妻の隣で読みふけりました・・・
本日も晴れ・・・。昨日、突然 大部屋に移り、そのためか?夜3:00頃頃から
熟睡できず。今まで個室だったから自由きままにやってたけど、結構、気を使う。
これ・・・またステント入れるやら化学療法するなどなってきたら大部屋で
いけるかな?
まあでも個室は高いし、光一の将来のためにも、そうそう私の医療費も使うわけには
いかんし・・・。しょうがないか。
本日、婦人科と歯科を受診。婦人科は連休中の不正出血のため、一応、子宮頸がん
などの検査して。。。これが3年ぶり、ものすごく痛かった。
でも癌性疼痛はもっと痛いんだろうナ~。患者さんにはよく10MAXの痛みだと
するとどれくらい?なんて質問してたけど・・・まさかこんなに近未来に聞かれる
立場になろうとは・・・今は痛みないけど。
歯科は数か月前、ポテチ食べたとき、数年前に治療した親知らずのかぶせものが
とれたため。そこが沁みると痛いと思い受診。
しかし、その近くに虫歯ができており、一応、沁みないようにコーティングして
応急処置的にしてもらったけど・・・抜歯などの処置をしてもらった方がいいかな
との由。
また、ひまわり歯科に行ってだな・・・これも数か月前に取れたんだから
さっさと歯科受診すればいいんだよナ~。
これまた年末年始にひっかかってややこしい時期に。。。
さっさと行ってたら治療も終了しただろうに・・・なんでも後手後手。。
PM:癒しの街〇先生登場。一応、婦人科、歯科の受診の結果報告しネットで
気になっている癌に効くと言われている栄養食品的なものを飲んでよいか
相談してみる。
一応、今は飲んで様子みてもいいのでは?という返事だったけど、一緒に
ネット見てくれて臨床検査など載っているものみて、自分もよく見ておく
と・・・。まだ若いんだけど患者の意見に耳をかたむけ、自分も見てみる
という姿勢はうれしい。ありがたい。
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(解説)
・癒しの街〇先生:若い研修医だったと思う。しばらくして他の病院に
移られて、妻が緩和ケアに入るくらいに戻ってきて、呼吸器内科に
いた。妻が他界した時、駆け付けてくれて、泣いてくれたことは
忘れられない・・・・妻は、この先生のやさしい雰囲気が好きだったようで
よく「癒されるわ~」と言っていた。