2018年12月、妻に癌が見つかり

長く短い闘病生活が始まりました。

癌発覚と同時に妻は毎日、日記を

書いてました。

闘病中の妻の思いをノートの記述を

通して紹介したいと思います。

(基本、原文のままです。一部、省略した部分もあります)

 

ちなみに、私がこのノートを読んだのは、妻が旅立った日の夜。一晩中、寝ないで妻の隣で読みふけりました・・・

本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本

本日の検査は採血と腹CTのみ。

点滴の本数は変わりなし。抗生物質2本、ブドウ糖(500ml)2本/日、

酢酸リンゲル液100ml1本/日、ソルテム3A 1本/日。

 

絶食は継続中。空腹も、もう慣れてきたなぁ~。

でもまだ、TVで食べ物が出てて「おいしそう」と思える。

これが、だんだん思えなくなるのかなぁ?

 

夫君、午前中に来院してくれた。少し疲れた様子。そりゃ~そうだよね。

逆の立場でも、私そうなるだろうし。。夫が私のようになっていたら、

どうなっていたんだろう?

 

いづれにしても家族から病人がでるということは大変なことである。

 

横浜のお母さんも家を色々と片付けてくれているらしい。

普段から片付けてないと、こういうことになるなぁ~

おかあさん、ゴメン。

まあ、ここは何を思われても良いとして、キレイにしてくれて

ありがとう。そして、光一を見守ってくれてありがとう。

 

朝、Dr.F先生が外科の先生に相談に行きますネ。と言っていてが、黄疸・膵炎

落ち着いたらオペかな?

いよいよADL値低下していくナ~。

まあ、でもオペできるなら、ありがたいことだ。

 

光一どうかインフルエンザとかならないで、元気で学校に行って頑張って

ほしい。お父さんを助けてや!

 

 

 

 

 

 

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(解説)

・ADL値:日常生活動作。身体能力や生活レベルを測るための指標。

 

・オペできるなら、ありがたいことだ:この頃は、まだ病状の確定が

 しきれておらず、オペ出来るかもと思っていた。よって、まだ余命宣告も

 されていない。そんな中、先が見えない不安と闘いながら日々を送っている。