2018年12月:癌発覚
2019年10月に他界
短いようで長い闘病生活の日々について。。。
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こんにちは。
妻が最初の入院して3日目に横浜在住の私の母が手伝いに
来てくれました。
なにせ、親子3人の世帯ですから、妻が癌で入院となると
私の不安と言ったら、、泥沼の中をもがいているような
感じで、地に足がついてないような、感じでした。
なので、藁にもすがるような気持ちで母に援護を頼みました。
しか~し、当時80歳の母は携帯電話も持たず、一人で
横浜から新幹線で来るはずでした。が、予定時刻を過ぎても
病院にくる気配なし。
近所に住む妹の連絡では予定通りに新幹線に乗ったと
思われます。
愛知に来てくれる当日は、ドクターからの病状説明が
あるので、その前に来てもらい、
自宅マンションで息子と留守番をしてもらうつもりでした。
病院で待てど暮らせど、母は現れず、この際、息子と一緒に
ムンテラを聞くか?と思っていたところに
ひょっこりと現れました。
時間がないのでタクシーに母と息子を乗せて自宅に
行ってもらおうと思ったが、タクシー配車に時間が
かかるとのことでした。どうしようかと思っていると
たまたま市の運行している公共バスが来たので
2人を押し込んで乗せました。
やれやれと思い、ドクターの説明を受けて、自宅に戻ると
母と息子の姿がない?
待てど暮らせど帰ってこない?どういうこと?
数時間前にバスに乗ったのに?
冬なので日暮れは早く18:00すぎでも、すでに真っ暗。
近所を車で周り探し、終点まで行ったかと思い、
ハイウェイオアシスまでも行ってみたりするが、
見当たらず。
何回か自宅に戻り明かりが点いてないか見るが
その気配はなし。。。
2時間ほど探しても見つからないので、いよいよ
警察に通報するしかないか?と思いつめて、最後にと
思い自宅を見ると、、、明かりが点いている
家に戻ると、2人が楽しそうにしてました。
なんでも家の手前にある停留所で母が
「イトー〇ーカドーがあるねぇ」と息子に言ったら
手を引っ張りバスから下車したとのこと。
息子はいつも買い物に行くスーパーがあるので
降りたようで、その後は母の手を引き近所をぐるぐる
歩く回っていたとのこと。
記憶力のいい息子も、暗くなった近所で迷った様子。
兎にも角にも、ほっとしました。
ほんとに、この時ばかりは警察に連絡か?と
覚悟を決めかけました。
そして、これからは年老いた母にはあまり
単独行動での息子の援護は頼めないな~と
思い知った出来事でした。
これ、まだ妻が入院したばかりの頃のことです。
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妻が癌になり私たち家族に起きた、あれこれを書きました。
その結果、テレビ取材を受けました。