出来ないことを楽しまないのかしらん? | タダのブログ:ネット内外からいろいろと

出来ないことを楽しまないのかしらん?

■すごい物を見てもへこたれない人という匿名日記が興味深かった。
どういう事かと、簡単にまとめると、
自分よか絵がヘタな友人がいた。
彼は、自分よか上手い絵を見ても『めげない』し、上手い絵から学び、気付けば自分よか絵がうまくなってた。
他人の才能に諦めることもないし、自分の才能を信じてるわけでも無さそうだ。
もしかしたら上達する人ってのはこういう風なのかもしれないと思った。同時に彼のようにはできないて思った。
前向きに考えようと意識してるわけでもないぽい。絵だけでなく万事がそんな感じ。これって性格の問題?

て話。
て、あぁ、こういう風に考える人もいるんだ、と思った。
僕の場合も、出来ない、て、あんまり思わない。

「できない」って思わないみたい。なんか。
すごい人見ると、即座に「そうなるにはどうすればいいか」「自分に何を+すればそうなれるか」「そして+する方法は何か」を考えてる。だからすごい人を見たほうがモチベーションとか上がる。みたい。
目標が目に見えて分かるから寧ろ嬉しいらしい。


僕の場合は絵じゃないけどね。料理とプログラムで特にそう思うなぁ。
出来ないことは沢山あるし、世の中に凄い人はいっぱいいるのを知ってる。
けど、そういう人の作品に触れることで、こういう手法があるんだな、とか、こうやればこんな感じになるんじゃないか?て参考になることの方が多くて、才能とかよくわからない。美味しい料理作ったら、あぁ、こうやってるんだろうな。じゃ、こうしたらどうだろう?とか思うとワクワクする。
自分よか凄い人に会うことが、結果的に自分の作品のレベルを上げることに繋がるって思う。

あんなド下手時代だったら、小畑健なんて全然別格に思えて、「無理だ、こんなん無理」とか思う。自分だったら。でもそいつは思わないらしい。あんなド下手な癖に、小畑を目指すとか言うのもおごがましいレベルなのに、「ここをこうして、こうできたら、このくらい描ける」とか、考えてる。「身体のバランスがとれてないからそれがとれたらまずこのくらい描ける。次にこのあたりは細かく描けばこのくらい描ける。カラーも分析してみたけど光の当たり方を考えておけばこのくらい塗れる」とかなんとか言って、あとは身体のバランスとる練習とかガシガシやりまくってた。そんな調子で次々と好きな作家見つけてはそう言う風に「今の自分の絵からどういう能力が身につけばこの絵を描けるようになれるか」とかやっていっては上手くなっていって今じゃ本当に上手くなった。自分、置いてけぼり。

もしかしたら上達する人ってのはこういう風なのかもしれないと思った。


逆に…他人と比較するの気持ちが分からない。
他人は他人。それに、小畑が何歳か知らないし、この文章を書いたのが何歳か知らないけど、年齢のギャップはあるでしょうし。1年やってれば1年分うまくなる。やり続けたら少しずつ上達する。だから、自分のペースでやればいいだけじゃないのかな?他人と比較するのがよくわからない。

そりゃ、俺も、オープンソースプロジェクトにバリバリ参加してるよなプログラマやOS作っちゃったり、最新のTVゲーム作るような神レベルとは差を感じるけど、彼らは彼ら。
自分のペースでやっていけば、自然と上達するということを知ってるし、それが楽しいし。
ホイミ使えるようになって、スクルト使えるようになって、んで、バイキルト使えるようになって…て、そんな感じ(左、全てドラクエの呪文)

もしかしたら上達する人ってのはこういう風なのかもしれないと思った。
同時にまねできないとも思った。

「できない」「もう無理」「やっぱ才能ないわ自分」とか全然考えない。考えようとしない。基本的に「出来る」と考えてる。
うーん。なんでそういう風に考えられるの?って聞いたけど、「なんでもなにも自然とそう考えてる」「それしか考えてない」とか言ってる。ライフハック的に、「そういう風に前向きに考えよう」とか意識してるわけじゃないっぽい。

絵だけじゃなくて万事そういう感じなんだよな
なんなんだろ。性格の問題なのか?

その物事を楽しめてるか?の違いなのかなぁ。よくわからないけど(基本的に『ムリ』て思わないから)。
『自分才能ないし』て言う人って意外と多いのか?それともそっちの方が多数派なのか?

う~ん、そういや、友達と飲んでたとき
「コンピュータの仕事してて、なんでもっとやろうとしないの?」
て問い詰めたときに
「俺にはできないんだよ」
て答えが返ってきて
「やるだけやったん?誰だって最初から出来るはずないじゃん?最初から知らない事を知ってるヤツなんていないんだぜ?」
とクダをまいてたことがあったけど、この増田(匿名日記の書き手)のような考え方をする人って意外と多いのかしらん?

才能ある人の方が、出来ないことを楽しめない分、損だと思うけどなー。自分は才能ないから、楽しめる。あー、楽しむのも才能なのかな?よくわからなくなってきちゃうや。でも、どっちがいいとかじゃなくて、とにかくやってみたら、楽しくなってくるんじゃないのかしらん?違うかなー。
『出来ないことも楽しい』って感覚をもってる人って少数派なのかしらね?(関連:学ぶ過程を楽しめない人は可哀想だと思う。)



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